セキュアブレイン、フィッシング詐欺対策システムの新バージョンを発売

セキュアブレインは、フィッシング詐欺対策システムの新バージョン「PhishWall Ver.2.0」の販売を開始する。

» 2006年10月04日 08時45分 公開
[ITmedia]

 セキュアブレインは10月4日より、オンラインサービスを展開する企業を対象としたフィッシング詐欺対策システムの新バージョン、「PhishWall Ver.2.0」の販売を開始する。

 PhishWallは、専用クライアント「PhishWallクライアント」とWebサーバ側に導入する「PhishWallサーバ」との間で認証を行うことで、アクセスしたWebサイトの信頼性を確認するシステム。アクセスしたWebサイトが正規のものか、それともフィッシングサイトかをグラフィカルに表示し、ユーザーに注意を促すことができる。

 新バージョンでは、新たに独自の認証機能「PhishWall EX」が実装された。Webページを閲覧するたび、クライアントからランダムな手順で用いて認証情報を要求し、その正当性を確認できた場合にのみ正しいWebサイトであると判断する仕組みは同じだが、前バージョンでは専用ポートと独自のプロトコルを用いていたのに対し、PhishWall EXでは標準的なHTTP/HTTPSプロトコルを利用する。

 新たに専用サーバを設置することなく利用できるため、低コストで導入できること、企業内で使用されているPhishWallクライアントでも認証を行える点がメリットという。

 PhishWallサーバ Ver.2.0の価格は、年間10万アカウントまでの場合で240万円。すでにディーシーカードが、PhishWall EX認証によるサービスを同日より提供することを決定済みという。

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