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» 2006年10月24日 13時10分 公開

Oracle OpenWorld San Francisco 2006 Report:YouTube対応? 「Oracle Database 11g」プレビュー、近くβテスト開始へ (1/2)

「Oracle OpenWorld San Francisco 2006」では「Oracle Database 11g」がほんの少しだがプレビューされた。ビデオをはじめとするさまざまなデータへの対応強化が盛り込まれ、近くβテストが開始されるという。

[谷川耕一,ITmedia]

 米国時間10月23日、「Oracle OpenWorld San Francisco 2006」は実質的な初日を迎え、データベース製品の責任者でサーバテクノロジー部門の執行副社長を務めるチャック・ロズワット氏が午前のキーノートに登壇した。彼は先ずは、データ量があいかわらず膨大に増え続けている現状の説明からプレゼンテーションを始めた。

Oracleでデータベース製品を統括するロズワット執行副社長

 「業界によっては、より大量のデータを蓄積する必要が出てきてる。例えば、新たなデータの種類として、ビデオデータが注目されている。YouTubeのように大量のビデオデータを蓄積するニーズへの対応も重要だ。そういった状況下で、データ量はペタバイトを超えエキサバイトの域にまで膨れ上がり、過去1年間に蓄積された新たな情報だけでも、積み上げれば地球から火星に行くくらいの量がある」(ロズワット氏)

 さらにエンロン事件以降、SOX法などの法的な規制強化により監査の重要性が増し、これもデータ量の増加に拍車をかけているという。蓄積された膨大なデータから、より良い情報を導き出し、それにより良い結果を企業は得る。さらに、より良い意思決定は、より良い情報、より正確な情報によってもたらされるともいう。

 このより良い情報を管理するには、セキュリティや信頼性が要求され、これを低コストで実現する必要がある。さらにテラバイト規模のデータのリカバリなど、保守管理に要する手間も膨れ上がってきているという。

Oracle Database 11gに482の新機能

 この情報の爆発的増加状況に対し、1つの革新的な解決方法として紹介されたのが、データベースの新バージョンOracle Database 11gだ。

 「われわれは、Oracle Database 11gのβ版の提供を開始する。今週中には、ユーザーのみなさんがこれを検討できるような状況となるだろう。11gには、482の新しい機能が搭載される予定だ」(ロズワット氏)

 しかし、Oracle Database 11gについては、下のようなキーワードで幾つかの新機能の名前が紹介されるにとどまった。

  • High Availability
  • Performance and Scalability
  • Change Assurance
  • Manageability and Diagnosability
  • VLDB and ILM
  • Business Intelligence
  • Content Management Infrastructure
  • Security

 その中では、先に触れたビデオデータの蓄積に関連する「Content Management Infrastructure」として、Binary XML storage、Enhanced XML indexing、およびFast LOB'sといった機能名が挙げられている。ここから、世の中に存在するあらゆる情報を、データベースに蓄積し管理できるようにするための機能が、より強化されていくとみられる。

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