Firefox 2.0もRSSとAtomのフィード機能をサポートしているが、今回はフィードのプレビュー表示や購読フィードのライブブックマーク化および、Bloglines、My Yahoo!、Google ReaderなどのWebサービスとの併用が可能となった。例えば、URLバーにあるオレンジ色のフィードアイコンをクリックすると、フィードがプレビュー表示され、購読オプションの設定画面に進むことができる。
何か特定のWebサービスを常用しているのであれば、フィード購読の登録先として、そうしたサービスの1つを指定することも可能だ。わたしの場合は、改良後のGoogle Readerを愛用しているが、そのFirefox 2.0との親和性は非常に高く、専用のデスクトップアプリケーション並みの操作感で動かすことができる。
次に新たなブックマークの登録をする機会があったら、そのサイトがマイクロサマリに対応していないかを確認してみよう。Firefox 2.0で新規に搭載されたサイトのマイクロサマリ機能は、別名ライブタイトルとも呼ばれており、これはブックマーク上にアクティブな情報表示をするという機能だ。対応サイトをブックマークする際に登録画面を見てみると、名前フィールドの端にドロップダウン用ボタンが追加されているのが分かるだろう。デフォルトの選択肢は従来通りのサイトタイトルであるが、マイクロサマリに対応したサイトについてはプレビュー名が表示される。
例えばWoot.comは、本日の商品情報をマイクロサマリ形式で提供している。つまりこのサイトに関しては、登録しておいたブックマークを見れば、サイトのタイトルでなく商品情報が分かるという寸法だ。このようにマイクロサマリは非常に便利な機能ではあるのだが、惜しむらくは対応サイトの数が現状で非常に少ないことが難点だ。ただし未対応サイトであっても、独自にマイクロサマリ化することは可能である。
Firefox 2.0では検索機能も強化されており、入力中の検索キーワードに応じた候補の用語を自動表示してくれるようになった。Firefoxの右上にある検索ボックスに検索キーワードを入力していくと、以前に同じ用語で検索したことがある場合、1ないし2つ目の単語を入力した段階で候補が表示されるはずだ。
Firefox 2.0の謳い文句の1つは、フィッシング対策機能の追加だ。これは、Firefoxが既知のフィッシングサイトのリストをGoogleから収集しておき、そうした擬装サイトの1つにユーザーがアクセスしようとした場合に警告するという機能である。ここ最近わたしのGmailアドレスに送信されてきた幾つかのフィッシングサイトで試しただけではあるが、その限りにおいて、この機能は有効に機能してくれた(皮肉なことにMozillaのフィッシングテストサイトを試したところ、正常に反応してくれなかった)。
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