特集
» 2006年11月01日 08時00分 公開

システムマネジメント最前線:情報システムを最適化できるIT投資先とは (1/2)

現在、多くの企業にとって、既存システムの保守運用にかかるコストをいかに削減するかが大きな課題になっている。その解決策として注目されているのが、運用管理のアウトソーシングだ。これにより、保守運用コストを削減できるだけでなく、自社で対応する以上にシステムの可用性を高めることができる。

[敦賀松太郎,ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「システムマネジメント最前線」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


保守運用コストの削減が大きな課題

 企業における業務のシステム化が高度に進んだ現在、システムに投資しなければならないコストは日を追うごとに増え続けている。とりわけ、既存システムを保守運用するためのコストは、ITに投資するコスト全体の約7割にも達するという。

 ITへの投資コストのほとんどを保守運用に回さざるを得ない状況から、新規システムの導入に対する予算が立てられない。そのために旧式のシステムをやむを得ず使い続け、セキュリティ対策が追いつかずにトラブルが発生したり、人手に頼った運用管理を行う必要があったりして、かえって保守運用のためのコストがかさんでいく。ただし、ビジネスの変化に合わせた新規システムへの投資はどうしても必要だから、既存システムに不足する必要最低限のシステムだけを追加する。その結果、システムの運用管理業務はさらに複雑になり、保守運用にかかるコストも膨らんでいく。

 こうした課題は、すでに多くの企業の情報担当責任者に認識されている。調査会社IDC Japanが2006年7月に発表した「2006年国内CIO調査:ITサービス利用実態」によると、ユーザー企業が最も優先する経営課題は「コスト削減」であり、IT課題は「技術革新・変化への対応」「システム運用・管理費の削減」「新規投資リソース不足(予算、人)」の順になっている。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -