プロユースに耐える、「ホームページ・ビルダー 11」を発売

日本IBMは、プロユースにも対応した「ホームページ・ビルダー 11」を、12月1日に発売する。

» 2006年11月07日 19時46分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは11月7日、ホームページ作成ソフトウェアの最新版となる「ホームページ・ビルダー 11」を12月1日に発売すると発表した。スタイルシートの利用やポッドキャスト、RSS配信に対応したWebページなどの作成が可能になる。

日本IBMとソースネクストが協業する。 日本IBMとソースネクストが協業する。(左:日本IBMの三浦浩常務執行役員とソースネクストの松田憲幸代表取締役社長)

 日本IBMでソフトウェア事業を担当する三浦浩常務執行役員は、「従来のユーザーは、中高年層やWeb作成初心者が中心。最新版では若年層や上級者への利用拡大も意識した」という。同製品には幅広いユーザーに向けた、数多くの新機能が盛り込まれた。

 新機能の一つであるスタイルシート作成は、145種類の登録レイアウトから、好みのスタイルをドラッグ&ドロップするだけで、初心者でも簡単に本格的なページ作成を行えるもの。新搭載の「スタイルシートマネジャ」は、同一画面内にHTMLとプレビューを表示できるもので、プロフェッショナルユーザーの業務使用にも耐える機能となっている。

 また、ポッドキャスト配信が可能になるRSS作成ツールを、Webページ作成ソフトウェアとしては初めて搭載する。表示文字を拡大させる「虫めがねボタン」作成機能や、音声ブラウザに対応するなど、高齢者や弱視者の閲覧にも配慮したWebページを作成できるのも特徴だ。

 Web管理では作業の効率性を高める機能が追加された。新機能では、サーバへのファイル転送時にファイル名の無効な文字列のチェックや外部リンク先の存在確認を自動で行ってくれる。

 三浦氏は、最新版のコンセプトについて「今回のキーワードは、進化。作成者と閲覧者にやさしい機能を搭載した」と話す。販売で協業するソースネクストの松田憲幸代表取締役社長は、「ユーザー層の拡大を実現させ、20万本は販売したい」と述べた。

 価格は、いずれも税込みで、通常版が1万3800円、バージョンアップ版が7300円、学割版が9400円、10ライセンスのグループパックが9万500円。12月1日に販売を開始する。

 対応OSは、Windows 2000(SP4以降)とXP。Vistaは、発売後の対応を予定する。

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