ノーテル、広域イーサによる映像配信ビジネスを支援

ノーテルネットワークスは、キャリアレベルの品質を実現する広域イーサネット事業を強化する。

» 2006年11月10日 09時51分 公開
[ITmedia]

 ノーテルネットワークスは11月9日、日本での通信事業者やサービスプロバイダー向け広域イーサネット事業を強化すると発表した。広域イーサネットによる安定したマルチメディアサービスの実現を支援する。

アヌープ・チャンガロス プロダクト マーケティングディレクター アヌープ・チャンガロス プロダクト マーケティングディレクター

 既存の設備を活用して導入コストを抑えることのできる広域イーサネットで、キャリアレベルの品質保証や信頼性保証、コネクション管理を可能にする技術として、2006年6月に発表したPBT(Provider Backbone Transport)の本格展開を開始する。また、社内のイーサネット部門やオプティカルネットワーク部門の一部を統合し、新たな担当部門として「メトロ・イーサネット・ネットワークス」を設立した。

 アジア地域でマーケティングを担当するアヌープ・チャンガロス氏(プロダクト マーケティングディレクター)は、「今やインターネットのトラフィックの6割が映像であり、ネットワーク負荷が増している。広域イーサネットでコストを抑えつつ、自由度と安定性を兼ね備えたネットワークを構築したいという事業者のニーズに応えたい」と話す。

 今後は、PBTを実装したイーサネット製品とオプティカル製品を統合させたプラットフォームの開発を急ぐ。これにより、品質や安定性、コストの面で映像配信ビジネスに適した広域イーサネット網の構築を支援していく。

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