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» 2006年11月15日 08時00分 公開

Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ:いちばん近い“Liveガジェット”マスターへの道 (3/4)

[大澤文孝,ITmedia]

 配置するWebサーバは遠隔地でもよく、OSも問わない。例えば、プロバイダやレンタルサーバなどの公開された場所でもよいし、自分のコンピュータにインストールした「IIS」や「Apache」などの環境でも構わない。

 「Windows Liveガジェット開発者ガイド」では、「IIS」のほか、ASP.NETで書かれた簡易Webサーバ「Cassini」を使う例が記されている。

 Visual Studio 2005やVisual Web Developer 2005 Express Editionを使うのであれば、同梱されている「ASP.NET開発サーバ」を利用できる。その詳細は、本稿末のコラムを参照してほしい。また、Windows環境でApacheを動かすためには、「XAMPP」を使うのが簡単だ。

 Liveガジェットを置く場所が、自分のコンピュータにインストールしたローカルなWebサーバであってもよいということは、Windows Liveサービスからは、Liveガジェットにアクセスできなくてもよい――つまり、インターネットから、Liveガジェットにはアクセスできなくてもよく、Windows Liveを開いたWebブラウザからだけアクセスできればよい――ということを暗に示している。

 これは、開発中のLiveガジェットのコードを外部にさらす必要がないだけでなく、例えば、企業内のサーバにLiveガジェットを置き、社内でしか利用しない「閉じたLiveガジェット」も利用できるということを意味する。

4. Internet Explorerの設定を変更する

 セキュリティ上の理由から、上記「3.」の置き場所が「自身のコンピュータ(localhost)」である場合には、そのLiveガジェットを読み込むことができない。

 そこで、Internet Explorerのセキュリティ設定を次のように変更する。

 以下の手順は、「3.」のファイル群を「ローカルで実行しているWebサーバ」に配置する時にだけ必要な操作だ。それ以外のWebサーバに配置した場合には、必要ない。

 なお、設定方法はInternet Explorer 6.0とInternet Explorer 7.0の場合で異なる。さらに、Windows XPなのかWindows Vistaなのかでも異なるので注意が必要だ。以下は、Internet Explorer 7.0+Windows Vista RC2の例である。

a. 信頼済みサイトにWindows Liveサービスを加える

 Internet Explorerの「インターネットオプション」を表示させて、「信頼済みサイト」に対して、「http://*.live.com」を加える(画面1)。

 この時に注意したいのは、「http://www.live.com」を加えるのではなく「http://*.live.com」を加えるという点だ。これは、Windows Liveサービスを構成するJavaScriptのコードが、「shred.live.com」など、www以外のホストからも送信されてくるためだ。

画面1■信頼済みサイトに「*.live.com」を加える

b. ドメイン間のデータソースアクセスを許す

 「インターネットゾーン」に対して、「ドメイン間のデータソースアクセス」の許可を設定する。標準設定では「無効にする」になっているので、「ダイアログを表示する」に変更すればよい(画面2)。

 「有効にする」には、設定すべきではない。この設定は「インターネットゾーン」に対して行うものなので、すべてのWebサイトに対して有効になるためだ。

画面2■ドメイン間のデータソースアクセスを許可する

c. ネイティブXMLHTTPサポートの設定

 基本的には、上記の「a.」と「b.」の設定だけでよいが、Internet Explorer 7.0からは、XMLHttpClientオブジェクトが内蔵されており、原稿執筆時点では、この同梱されているオブジェクトからlocalhostへとアクセスすると、JavaScriptエラーが発生するようだ。

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