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» 2006年11月15日 08時00分 公開

Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ:いちばん近い“Liveガジェット”マスターへの道 (1/4)

MSがオンラインのキラーサービスとして位置付ける「Windows Live」。そのサービスの中核となるガジェットは、Vistaで本格化するサイドバーガジェットにも関連するトピックだ。

[大澤文孝,ITmedia]

 オンライン・ムックPlus「Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ」では、これまでに第1回目で概要について(関連記事:「Vistaで開花する「Windowsガジェット」とは?」)、そしてガジェットにはどのような種別があるかを第2回目で触れた(関連記事:「MSが提供する新たな“オンラインOS”」)

 第3回目からは(関連記事:「オンラインサービスの未来は“Windowsガジェット”が制す?」)、実際の開発手法について触れたが、今回はコアとなる部分を解説していくことになる。

 なお、オンライン・ムックPlus「Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ」では、“Liveガジェットのアイデア募集”を行っている。読者から寄せられたアイデアは、本特集上で優秀作やアイデア傾向などを紹介していく予定だ(2006年3月まで募集)。

LiveガジェットはWebページを作る感覚でアプリ開発が可能に

 「Liveガジェット」は、Windows Liveのホストサービスによって実行されるJavaScriptのプログラムである。Liveガジェットは、JavaScriptと、その配信元を示すマニフェスト(XMLファイル)をWebサーバに配置することで環境構築ができる。

 今回は、実際に、Liveガジェットを動かすには、どのようにすればよいのか。そして、Liveガジェットは、どのようなコードで構成されているのかを具体的に見ていこう。

Windows LiveガジェットSDKの入手

 マイクロソフトは、Liveガジェット開発のために「Windows LiveガジェットSDK」を提供している(関連リンク)。Liveガジェット開発のためには、まずこのSDKを入手することから始める。

 ただしSDKといっても、多くのSDKとは違い、開発者がリンクを必要とするような「プログラムのコード」が配布されているわけではない(ただし後述のように、Liveガジェットのサンプルは提供されている)。

 これは、Liveガジェットは、単なるJavaScriptのコードにすぎず、必要なライブラリは、Windows Liveによってインターネット上で提供されるためだ。

 2006年11月現在は、Windows LiveガジェットSDKは、「ベータ版0.6」となっている。今後、Windows Liveの仕様が変わるにつれ、SDKの仕様も変わっていくことが予想されるので注意してほしい。また、ここで前提となる注意点を書いておくが、Windows LiveガジェットSDKに記載されているドキュメントは、ごく簡単な部分にしか触れておらず、引数やオブジェクトの意味の全容を理解するには不足とも言える。

 それを補う情報として、次の情報を参考として挙げておく。これらも必要に応じて、参照するとよい。

1. Start.com Developer Center

 Start.comは、Windows Liveの前身となる実験的プロジェクトだ。Start.comのDeveloper Centerには、幾つかの有用な情報がある。

 ただし、Start.comはもはや過去のものであり、更新されていない。そのため、記載されている情報は、Windows Liveの現在の仕様と合致するとは限らない。しかしそれでも、Windows LiveガジェットSDKよりも、詳しいオブジェクト構成などが記載されており、参考になるのだ。

2. ASP.NET AJAX(旧称コードネーム「Atlas」)

 Windows Liveのガジェット開発では、マイクロソフトが今後提供する見込みの「ASP.NET AJAX」が採用されている(関連記事)

 Liveガジェットでは、ASP.NET AJAXフレームワークの「クラスの派生」の仕組みが使われているのだ。そのため、Liveガジェットを深く知るには、ASP.NET AJAXフレームワークのドキュメントにも、軽く目を通しておくとよいだろう。

Liveガジェットを動かすためには?

 Liveガジェットの開発を始めるに当たっては、どのようにすれば、開発したLiveガジェットが動くのか? を理解することが先決だ。

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