Microsoftの企業向けセキュリティ製品、β版公開

ウイルスやスパイウェア、rootkitなどからPCやサーバOSを守る「Forefront Client Security」のパブリックβが公開された。

» 2006年11月15日 09時23分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月14日、企業向けの新しいセキュリティ製品「Forefront Client Security」のパブリックβをリリースした。

 Forefront Client Securityはウイルスやスパイウェア、rootkitなどのマルウェアから企業のPCやサーバOSを守る製品。Microsoftのサイトでβ版のダウンロード提供が開始され、来年4〜6月期に製造工程向け出荷の予定。

 また、サーバ向けセキュリティ製品の「Forefront Security for Exchange Server」と「Forefront Security for SharePoint」もパブリックβがリリースされた。ボリュームライセンス契約を結んでいる顧客向けに12月から提供される。この製品は、MicrosoftがSybari買収に伴って取得した「Antigen」がベースとなっている。

 MicrosoftがWhale Communicationsの買収で取得したリモートアクセス製品「Intelligent Application Gateway」向けには、新機能のApplication Optimizationが発表された。

 同社のセキュリティ分野への進出をめぐっては競合するセキュリティソフトメーカーから懸念の声も出ているが、Microsoftのテッド・クマート副社長は発表資料で「当社のセキュリティ分野への参入は、顧客のセキュリティに対する広範なコミットメントの一環」だと強調。同社はパートナーと協力しながら顧客の保護に努める方針だとしたうえで、Microsoftとしてセキュリティ製品を提供することで、顧客の選択肢が拡大されると説明している。

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