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» 2006年08月03日 07時00分 公開

Sybari買収から1年、MSのウイルス/スパム対策製品がようやく登場 (1/3)

Microsoftブランドによるアンチウイルス/アンチスパム製品「Antigen」の新バージョンがリリースされた。将来バージョンはAntigenの製品名がはずされ、新しいForefrontブランドでリリースされる。

[Peter Pawlak,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 Microsoftが2005年7月にSybariを買収してから1年が過ぎ、ようやくMicrosoftブランドのアンチウイルス/アンチスパム製品「Antigen」の新バージョンがリリースされた。ただし、Microsoftの通信・コラボレーションサーバ(Exchange、SharePoint、Live Communications)の2007バージョンへの移行に伴い、将来バージョンはAntigenの製品名がはずされ、新しいForefrontブランドでリリースされる。この将来バージョンには、Microsoftの次期クライアントセキュリティ製品とInternet Security and Acceleration(ISA)Serverの次期バージョンも含まれる予定だ。

Sybari技術を核にアップデート

 MicrosoftはSybari Softwareの買収で、メッセージングおよびコラボレーションサーバ向けアンチウイルス/アンチスパム製品ラインのAntigenを取得した。Antigenは、一連の署名ファイルで複数のスキャニングエンジンを管理、調整できるMultiple Engine Manager(MEM)というSybariの技術を核に構築されている。この技術は、古いアンチウイルススキャナをくぐり抜けたウイルスを、別の署名ファイルやスキャニング技術で撃退する冗長性を実現している。また、1つのエンジンの署名ファイルが更新されている間、他のエンジンが新規コンテンツのスキャンを実行するなど、継続的な保護機能も提供する。

 Microsoftは、IBM Lotus Domino電子メールサーバ向けや、さきごろSymantecに買収されたIMLogicのIM Managerインスタントメッセージングゲートウェイおよびメッセージングアーカイブサーバ向けの製品を継続販売していたが、非Windowsプラットフォーム向けの製品は直ちに出荷を停止した。同社では、2006年7月からAntigen for Dominoの販売も中止するが、サポートはライセンス期間が終了するまで継続する方針だ。また、現行のAntigen for Instant Messaging製品(Microsoft Live Communications Server 2005もサポート)以降、IM Managerのサポートを継続する計画はない。

スタンドアロンとして生き延びるAntigen

 Microsoftは、Antigenが次期Exchange 2007やSharePoint 2007、あるいはOffice Communications Server 2007(Live Communications Server 2005の後継製品)に搭載されるとの憶測を打ち消すため、自社ブランドのスタンドアロン製品として販売することにした。2006年6月、同社は次の4つのアップグレード製品と1つのバンドル製品をリリースした。

Antigen for Exchange
 Exchange Server 2000 および2003向けのアンチウイルスおよびコンテンツフィルタリングソリューション。メールボックスのウイルスを検出して削除するほか、企業のポリシーに適合しないメッセージを削除、拒否できるキーワードおよびファイル添付フィルタリング機能を提供する。

Antigen for SMTP Gateways
 Antigen for Exchangeと似ているが、ISA Server 2004など、WindowsベースのSMTPゲートウェイで実行する点が異なり、検査する対象もインターネットから出入りする電子メールトラフィックのみとなる。

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