ディザスタリカバリに対応した広域グリッドを実現、NECがミドルウェア新製品

NECは、広域に分散するITリソースの管理を可能にする基盤ミドルウェアを発売した。

» 2006年11月20日 15時22分 公開
[ITmedia]

 日本電気は11月20日、広域に分散した企業のITシステムリソースの共有と管理が行える基盤ミドルウェア「WebSAM GlobalGridOrganizer R1.0」を発売した。

 WebSAM GlobalGridOrganizerは、2003年度〜2005年度にかけて経済産業省が実施した「ビジネスグリッドプロジェクト」での成果を踏まえ、初めて製品化されたもの。NECは、同プロジェクトでマツダとともに実証実験を行っている。

 広域分散した企業のITリソース、業務プロセス、構成などを共有・管理でき、業務定義に基づいて必要なリソースの割り当てや運用ポリシーの適用を行うことができる。NECのストレージ製品「iStorage Sシリーズ」のデータレプリケーション機能や統合プラットフォーム管理製品「WebSAM SigmaSystemCenter」のシステムプロビジョニング機能などと連携することで、予備リソースの効率的な運用やディザスタリカバリ時の復旧時間の短縮化が可能になるという。

 製品構成と価格は、「Standard Edition」(税抜、初年度保守料込み)が1380万円から、「ストレージ連携オプション」(同)が115万円から、「広域連携オプション」が345万円からで、いずれも12月1日から出荷を開始する。

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