アラジンジャパンがeSafeを強化、エージェントレスでスパイウェアを検出、起動不能に

アラジンジャパンは、企業向けのコンテンツセキュリティゲートウェイ「eSafe」をバージョンアップ。エージェントレスでスパイウェアを検出、起動不能にするアドオンも追加した。

» 2006年11月30日 22時36分 公開
[ITmedia]

 アラジンジャパンは、企業向けに提供しているコンテンツセキュリティゲートウェイ「eSafe」をバージョンアップするとともに、専用エージェントを導入することなくクライアントPCのスパイウェアやトロイの木馬を検出するアドオンモジュール「eSafe Spyware Neutralizer Net」を発表した。

 eSafeは、Webや電子メール経由で侵入を試みるウイルス/スパムの防御に加え、URLフィルタリング、脆弱性を狙った不正アクセスの防御といった機能を提供するセキュリティ製品。P2P型ファイル共有ソフトウェアなど、ポリシーに反するアプリケーションのフィルタリング機能も備えている。

 新バージョンの「eSafe v5 FR2」ではベイジアンフィルタが強化され、日本語や中国語など、英語以外のスパムメールの検出率向上を図った。また、URLフィルタについても、ユーザー別のポリシー機能が追加されている。

 また新アドオンのeSafe Spyware Neutralizer Netでは、eSafeと連携し、アドウェアやスパイウェア、トロイの木馬に感染してしまったクライアントPCをバックグラウンドで検出することができる。Active Directoryと連動することにより、リモートからスパイウェアを検査し、起動不能状態にすることが可能だ。

 エージェントレスで検査が可能なこと、メモリ領域や起動しているプロセス、レジストリのみを検査するため、所要時間が1台当たり約10秒で済むことなどが特徴だ。対応プラットフォームはWindows XPとWindows 2003 Serverで、検査範囲の指定やスケジューリングも行える。

 年間ライセンス価格は、eSafe Web v5 FR2が25ユーザーで18万9000円、Spyware Neutralizer Netは5万9063円。12月1日より販売が開始される。

 なおアラジンジャパンでは2007年に、Active Directoryが存在しない環境向けに、eSafeのAppliFilterと連携してスパイウェア駆除ツールのサイトにユーザーを誘導する「Spyware Neutralizer Web」をリリースする予定だ。

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