IntelとIBM、仮想化イニシアチブで協力

両社は新しい仮想化ベンチマーク技術「vConsolidate」や顧客向けのガイドを提供する。

[ITmedia]

　米IBMと米Intelは12月14日、データセンター向け仮想化サーバソリューションの選定や導入を支援するための共同イニシアチブを立ち上げた。

　手始めに、両社は新しい仮想化ベンチマーク技術「vConsolidate」を提供する。これはIntel搭載System xサーバ上の複数の仮想CPUパーティションで、統合されたデータベース、メール、Web、Javaワークロードの複数のインスタンスを走らせて、典型的な環境での実際のサーバパフォーマンスをシミュレートする。

　このベンチマークテストやほかのテストの結果を基に、IBMとIntelは「VMware Infrastructure Sizing Guide」を作成した。これは、顧客がさまざまな仮想化サーバの選択肢から選択し、適切に構成できるよう支援するためのもので、目標利用率、アプリケーションを走らせるのに必要な仮想マシンの総数、負荷を処理するのに必要な物理サーバの数を推奨する。

　またIBMは顧客の仮想化導入決定を支援するために、2007年初めに「Virtualization Resource Center（VRC）」を開設する予定だ。