携帯電話からのメール、ドキュメント閲覧がさらにセキュアに――ユーエヌアイ研究所

ユーエヌアイ研究所は、セキュリティを強化したメール、ドキュメント閲覧ソフトを発売する。

» 2006年12月28日 17時40分 公開
[ITmedia]

 ユーエヌアイ研究所は、携帯電話でPCのメールやドキュメントファイルを閲覧できる「パケットセイバー オフィス」(PS-Office)のセキュリティ強化を図り、2007年1月から新たに販売を開始する。

 PS-Officeは、携帯電話でPCのメールやExcel、Word、PowerPoint、PDFファイルを閲覧できるソフトウェア。従来製品では、端末認証やパスワード、指紋認証などを組み合わせたログイン機能やアクセス制御、SSL通信機能に対応している。

 今回からNTTドコモの企業向けネットワークサービス「ビジネスmopera」などに対応した。また、閲覧したデータは携帯電話端末内に残らないようにし、情報漏えい対策を強化している。

 また、自動的にセッションを終了する機能も搭載した。これは、任意の設定時間内に携帯電話から操作がなければ、サーバ側で通信を自動的に切断する仕組みだ。PS-Officeを起動させた状態で携帯電話を紛失しても、拾得した第三者による不正アクセスを防止できる。

 プロキシサーバの動作環境は、OSがLinux/Solaris/Windows、サーブレットがTomcat/Resin/WebSphere、データベースがMySQL/PostgreSQL。ドキュメント変換用サーバのOSは、Windows 2000/Linux。対応する携帯電話端末は、FOMA 900iシリーズ以降となっている。

 価格は、50ユーザーの場合で79万6000円(税別)から。同社の販売代理店から提供される。発売開始後1年間で100セット、1億円の売上げを見込む。

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