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» 2007年01月09日 08時00分 公開

Windows Server "Longhorn" 徹底研究:リリース間近!? Windows Server "Longhorn" の評価ポイント (1/2)

今年リリース予定の次期サーバOS「Windows Server "Longhorn"」は、セキュリティ、信頼性、堅牢性を強化するとともに、運用性や管理性がきく高められている。すでに検証可能なβ2をもとに、その詳細を追う。

[敦賀松太郎,ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「Windows Server "Longhorn" 徹底研究」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


 数多くあるWindows Server "Longhorn"の機能のうち、特徴的な新機能と言えるのが、「Server Core」である。これは、必要なサーバ機能だけを選んでインストールできるというもの。使用するディスク領域は、わずか1GB程度に収まるほどだ。Linuxでサーバを構成する場合、必要なコンポーネントのみを導入するのは常識だが、従来のWindows Serverではそれができなかった。

 Server Coreを利用する最大のメリットは、サーバの安定性が向上する点。Server Coreでは、DHCPサーバ、DNSサーバ、ファイルサーバ、ドメインコントローラなどの単機能サーバを構築できるが、その際に必要な機能しかインストールしない仕組みになっている。そのため、無用なサービスやアプリケーションは実行されず、汎用的に利用するサーバに比較すると、安定性や性能は大きく向上することになる。サーバに最低限必要な機能のみがインストールされることで、パッチの適用などのサーバ保守作業の頻度が少なくなり、管理性が高まるという効果もある。

 なお、Server CoreではGUIが提供されないため、サーバを管理するにはリモートコンピュータのMMC(マイクロソフト管理コンソール)を利用することになる。また、サーバを直接操作するには、コマンドラインやスクリプトを利用しなければならない。

コマンドプロンプトで操作する「Server Core」。画面は、DNSサーバの役割を導入しているところ

管理用インタフェースも一新

 操作性を一新した新しいサーバ管理機能として用意されたのが、「サーバマネージャ」である。これまで「サーバの役割管理」「セキュリティの構成ウィザード」「サーバの構成ウィザード」「Windowsコンポーネントの追加と削除」などに分かれていたサーバ管理機能を一元化したもので、MMCの新しいスナップインとして提供される。

 サーバマネージャでは、サーバの役割や機能の変更、サーバの正常性の判断、重要なイベントの特定、構成の問題点やエラーの分析とトラブルシューティングなどの作業を行う。また、いくつかの役割や管理にはウィザードが用意されており、Windows Server 2003に比べると、役割のインストールと構成にかかる時間を大きく短縮できる。

 サーバのセットアップ後に操作する「初期構成タスク」も新しい管理用インタフェースだ。ここでは、Administratorアカウントのパスワード、ドメイン情報、ネットワーク設定などを設定する。Windows Server 2003では、OSのセットアップ時に管理者アカウント、ドメイン、ネットワークに関する情報を入力していたが、それらをセットアップの完了後に移動することで、作業を中断させないようにしている。

「サーバマネージャ」には、サーバ管理に関するあらゆる機能が一元化されている。画面は、ファイルサーバの役割を表示した例
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