不正トラフィックの急増を受け、CAがバックアップソフトのパッチを公開

米CAは、企業向けバックアップ/リカバリソフト「BrightStor ARCserve Backup」の脆弱性を修正するパッチを公開した。

» 2007年01月12日 14時26分 公開
[ITmedia]

 米CAは1月11日、企業向けバックアップ/リカバリソフト「BrightStor ARCserve Backup」の脆弱性を修正するパッチを公開した。

 一連の脆弱性は、BrightStor ARCserve BackupのTape EngineやMediasvrなど複数のサービスに存在するバッファオーバーフローが原因だ。悪用されれば、リモートから任意のコードを実行され、システムを乗っ取られる恐れがある。

 1月5日には悪用コードが公になり、10日には早速、この脆弱性を狙ったと見られる6502番ポートの不正トラフィックが急増。これを受けて複数のセキュリティ企業が注意を呼び掛けていた。またCAもこの事態に対し、パッチをリリースする意向を表明していた。

 脆弱性が存在するのはBrightStor ARCserve Backup r11.5以前と「BrightStor ARCserve Backup for Windows r11」「BrightStor Enterprise Backup r10.5」「BrightStor ARCserve Backup v9.01」。また、「CA Server Protection Suite r2」などのスイート製品も同様に影響を受ける。ただし、BrightStor ARCserve Backup r11.5 SP2ではこの問題に対処しているという。

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