NTTドコモが703iシリーズやワンセグ端末SO903iTVなど10機種を発表した。携帯電話の基本となる「薄さ」と「軽さ」にこだわった。
NTTドコモは1月16日、W-CDMA端末で世界最薄となる703iμやデュアルディスプレイのD800iDS、ワンセグ端末SO903iTVなど、携帯電話の新端末10機種を発表した。
発表の席でNTTドコモプロダクト部の森健一担当部長は、「新シリーズは、携帯電話の基本となる薄さと軽さにこだわった。だが同時に、おサイフケータイや音楽再生など、ユーザーの求める機能はますます充実している」と新端末の特徴を紹介した。703iシリーズでは、全モデル平均の厚さが15.5mm、重さが100.1gになるという。
「N703iμ」「P703iμ」は、ともに厚さが11.4mmと、W-CDMA端末では世界最薄を実現。N703iμは、画面デザインが変更ができるミュージックプレーヤーや個性的な雰囲気の表面イルミネーション機能を搭載する。P703iμは、英国のデザイン集団「TOMATO」が制作したメニュー画面などの独自コンテンツやSD-Audio再生機能を搭載する。
703iシリーズではこのほか、ストレートタイプでは国内最薄の厚さ9.9mmを実現した「D703i」、生活防水に対応した「F703i」、アートデザイナーの佐藤可士和氏によるスタイリッシュなデザインの「N703iD」、アニメーションなどメール機能が充実した「P703i」、高度なビデオ再生機能を持つ「SH703i」、アロマの香りがするパネルなど着せ替えパネルを利用できる「SO703i」がラインアップされた。703iシリーズは、2月までに順次発売される。
タッチパネル機能を持つ2つのメインディスプレイを備えた「D800iDS」は、手書き入力や2画面を活かしたiアプリなど、新しい携帯電話端末の姿を提案する。2月の発売時にはゲームを中心に約30種類のiアプリが提供される見込みだ。
ワンセグ端末の「SO903iTV」は、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」の名称を初めて冠した「BRAVIAケータイ」として展開する。BRAVIAの特徴となる幅広い色再現性と高コントラストを持ち、ワンセグトップクラスの高画質を実現したという。6月発売を予定する。
NTTドコモでは、今回発表した新端末のショールームを東京の代官山ヒルサイドに開設し、1月28日まで体験できるという。
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