AsteriskベースのIP電話サービス、初期コスト6万円台で提供

ファーストサーバは、IP-PBXのレンタルサーバを利用した企業向けIP電話サービスを月額料金約2万6000円で提供する。

» 2007年01月23日 18時05分 公開
[ITmedia]

 ファーストサーバは、IP-PBXのレンタルサーバを利用した企業向けIP電話サービス「Flagsip-Fone」を2月14日より開始する。初期導入コストは、6万2790円(税込み)および回線追加などのオプション費用となる。

 Flagsip-Foneでは、オープンソースのIP-PBXソフト「Asterisk」をインストールしたサーバをファーストサーバのデータセンター内で管理・運用する。IP-PBXシステムの構築なども同社が行い、配線工事やPBXを購入する必要がない。IP電話にはageet(アギート)が開発したソフトウェアフォンなどを利用する。ビジネス電話として必要とされる機能のうち、Flagsip-Foneで利用できるのは内外線通話と保留・転送のみに絞っている。

 Flagsip-Foneユーザー同士の内線通話、およびケイ・オプティコム、STNetなど特定の事業者が提供するIP電話サービスへの通話は無料。またKDDI、NTTコミュニケーションズ、ソフトバンクテレコムなどの050番号にかける場合は、3分間8円の通話料がかかる。また固定電話への通話は3分8円、携帯電話へは1分16.8円と、通常の料金体系となる。なお、フリーダイヤルなどの0AB0特番、緊急電話といった番号への発信はできない。

 サービス料金は、5回線、ソフトフォン5IDの利用で月額2万6040円(税込み)。そのほかオプションとして、回線の追加が初期コスト3000円+月額1500円、ソフトフォンのID追加が1IDにつき月額300円、通話明細サービスが月額300円で提供される。

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