セキュリティ機器とクライアントPCのログを包括的に監視し分析、日立電サ

日立電子サービスは3月30日より、同社のセキュリティ管理/分析サービス「SecureEagle/SIM」に、日立ソフトの「秘文MEシリーズ」を連携させた新しいサービスを開始する。

» 2007年01月25日 09時45分 公開
[ITmedia]

 日立電子サービス(日立電サ)は3月30日より、同社のセキュリティ管理/分析サービス「SecureEagle/SIM」に、日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)のクライアントPCセキュリティ管理ソフト「秘文MEシリーズ」を連携させた新しいサービスを開始する。

 日立電サではこれまで、さまざまなセキュリティ装置やネットワーク機器が生成するログ情報を収集、分析し、重要なセキュリティインシデントを警告するサービスとしてSecureEagle/SIMを提供してきた。約200種類におよぶセキュリティ機器からログを収集し、リアルタイムに相関分析を加えることで、企業内の内部統制を支援することが特徴だ。

 新ソリューションでは、クライアントPCのセキュリティ状況を監視し、セキュリティポリシー違反が起こらないようコントロールする秘文MEシリーズとの連動が可能になる。

 これにより、SecureEagle/SIMで収集するログイン/ログアウトなどに関するサーバ認証ログやネットワークアクセスログと、秘文MEシリーズで収集した印刷、サーバアクセスなどのクライアント操作ログを突き合わせ、企業内における統合的なセキュリティログの分析を行える。また、各ログの関連性に基づいたトレース分析を加えることも可能だ。セキュリティポリシー違反の状況などは、監査エビデンスとして利用できるコンプライアンスレポートとしてまとめられる。

 同社ではこれにより、権限を持たないユーザーによる情報の不正持ち出しや大量のデータコピーなど、企業にとって重大な影響を与えるセキュリティインシデントの発生を監視し、重要な情報の統合的な管理を実現できるとしている。また、秘文シリーズによる情報漏えい対策とSecureEagle/SIMによる不正操作監視を通じて、クライアント統制の大幅な強化も可能になるという。

 新ソリューションは、日立電サが運営する日立ソリューションサポートセンタ(HSSC)による24時間365日の遠隔監視の形で提供される。価格は、SecureEagle/SIMが30サーバで月額53万1300円から。秘文ME Managerは1サーバ当たり31万5000円、秘文ME Log Managerは1サーバ当たり63万円、秘文ME Agent/秘文ME Operation Monitorパックは1クライアント当たり6825円。

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