IE 7のフィッシング対策でPCの反応低下――アップデートで修正

MicrosoftがIE 7のアップデートを公開。フィッシング対策フィルタの影響で、フレームを多用したページを閲覧するとPCの反応が鈍くなる問題に対処した。

» 2007年02月01日 11時04分 公開
[ITmedia]

 Internet Explorer(IE)7に組み込まれたフィッシング対策機能の影響でコンピュータの反応速度が極端に遅くなる問題が発生しているとして、米Microsoftがこの問題に対処するアップデートを公開した。

 問題は、IE 7でフレームを多用したページを開いたり多数のフレームを同時に閲覧した場合に発生する。IE 7のフィッシング対策フィルタはWebページを閲覧するたびにコンテンツをチェックする仕組みになっているが、フレームを閲覧すると同じページで多数のチェックが同時進行してしまうため、CPUに負荷がかかってPCの反応が極端に鈍くなることがあるという。

 Microsoftではこの問題についてユーザーから報告が寄せられたことを受け、今回のアップデートを公開。パフォーマンス問題に見舞われている場合はインストールするよう呼び掛けている。

 アップデートはMicrosoftのサイトからダウンロード可能。また、Windows Updateを通じてWindows Vista向けにも提供が開始された。Windows XPとWindows Server 2003向けには2月から配布する予定だという。

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