SRA、シンガポールに非連結子会社を設立

SRAは、SRAホールディングスの非連結子会社という位置付けで、Software Research Associates South East Asia Pte. Ltd.(SRASEA)をシンガポールに設立した。

» 2007年02月01日 22時20分 公開
[ITmedia]

 SRAは2月1日、SRAの100%出資子会社であるSoftware Research Associates South East Asia Pte. Ltd.(SRASEA)を設立、同日から営業を開始したことを発表した。SRAホールディングスの非連結子会社という位置付けで、取締役(CEO)は富田博氏。

 開発案件を中国やインドにオフショアするなど、請け負いビジネスを推進する機運が生じている近年。SRAは、2002年にインドのバンガロールにオフショア開発を目的にSRA India Private Limitedというグループ会社を設立し、実績を重ねてきた。

 今回のSRASEA設立のねらいは、シンガポール現地企業に対し、品質の高いシステム提供を行うことと、日本国内の企業がオフショア開発を有効活用するためのハブとして機能させることを意図したもの。加えて、SRAグループのグローバルソーシングの一翼を担うという側面も併せ持つ。

 シンガポールは、アジアの金融ハブとしての機能を確立しており、プライベートバンキング、アセットマネジメント関連企業の進出が増大しており、日本の金融機関のディーリング部門も拠点をシンガポールに移しつつあるという現状があるだけに、品質の高いシステム提供が求められている。SRASEAの下にはすでに金融大手顧客企業から幾つかの案件があり、まずは金融分野における実績を築くとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ