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» 2007年02月08日 08時00分 公開

Fedora 7テスト第1版が登場

Fedora 7のテスト第1版がリリースされた。Fedora Core 6と比べ、Fedora 7では名称が短くなっただけでなく、Coreコレクションをすべて含むISOセットを提供しない点でも異なる。目的別に版を制作することにしたからだ。

[Lisa-Hoover,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

 Fedoraチームは、Fedora 7のテスト第1版をリリースしたと発表した。BitTorrentおよびFedora Projectのミラーサイトからダウンロード可能、ライブCDも提供される。Fedora 7では、Fedora Core(完結したオペレーティングシステム全体)とFedora Extras(OSを補足するアドオン)の両方を1つのパッケージに収容し、最終リリースでは統合が予定されている。Fedora Core 6と比べ、Fedora 7では名称が短くなっただけでなく、Coreコレクションをすべて含むISOセットを提供しない点でも異なる。目的別に版を制作することにしたからだ。

 今回は、Webブラウザ、メールクライアント、オフィススイート、音楽プレーヤーを含む暫定デスクトップ版だけが提供された。そのほかの版は今後のテスト版で提供される。詳細は今週末のFUDconで議論されることになっているが、リリースエンジニアのジョゼ・キーティング氏によると、次はサーバ版で、多様なサーバオプションと若干のGUI構成ツール、そして基本的なデスクトップが含まれるだろうという。Fedoraコミュニティーは、KDEデスクトップ環境とその関連アプリケーションを中心とする版に強い関心を表明しているため、そのパッケージの内訳についても作業が進められている。

 「これらの版を作るのに使ったツールが自由(オープンソース)かつ簡単に使えるように準備中です。これができれば、目的に合わせて版を自作できるようになります。例えば、カンファレンスで配布するためのEclipseソフトウェアを中心とした版など、さまざまな組み合わせや用途があるでしょう。わたしにはあまり思いつきませんけど。自分で版を作れるとなったとき、Fedoraの利用者がどのような選択をするのか、とても興味があります」

 Fedora 7ではFedora CoreとFedora Extrasが統合されるが、これは初めてのことだ。キーティング氏は難しい作業になることを認め、次のように述べている。「統合は決して完全ではありません。しかし、ありがたいことにディストリビューションの制作に使うツールは、すべてのパッケージが同じ場所になくてもいいように作ってあります。版を制作するためにわたしが作ったソフトウェアPungiは通常のyumリポジトリーからパッケージを集めますが、そのリポジトリーはどこにあっても構わないのです。ですから、パッケージとビルドシステムの統合を待たなくても、それらを含むディストリビューションは制作できます」

 計画では、あと2回テスト版をリリースし、その後4月26日にFedora 7を正式リリースする。これまでのところ順調に進捗しているが、やるべきことはまだ山積している。キーティング氏によると、開発が進んでいる機能もあれば、まだ着手していないものもあるという。目標は、そのすべてを今月中に予定しているテスト第2版のリリースまでにテスト可能な状態に持って行くこと。その時点でテスト可能な状態にないものはパッケージには含めず延期する。

 「わたしの主な目標は……、ビルドシステムとソースコントロールの全体を見ることと、そのためのツール類を開発すること。そして、わたしのリリース制作ツールをその新しい統合インフラストラクチャに組み入れることです。ほかにも多くの開発チームがあり、インストーラーからデスクトップやカーネルに至るまで、それぞれの目標の下に活動しています」

 「統合は、今も、わたしたちにとって処理すべき最大の課題ですが、その大部分は管理的でインフラストラクチャに関する仕事です。各パッケージがどこに収容されることになろうとも、開発が歩みをとどめることはありません」

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