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» 2007年02月14日 20時14分 公開

中国発日本へ、ファーウェイスリーコムがIPv6対応の新製品群投入

ファーウェイスリーコムジャパンは2月14日、IPv6に対応したルータ/スイッチの新製品群を発表。日本市場での認知度向上とシェア拡大を狙う。

[ITmedia]

 ネットワークベンダーのファーウェイスリーコムジャパンは2月14日、キャリアからエンタープライズをターゲットとしたルータ/スイッチの新製品群を発表した。特に日本市場から寄せられたニーズを反映させた製品といい、国内でのシェア拡大を狙う。

 同社は、中国のファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術有限公司)と米3Comの合弁会社として2003年に設立された、Huawei-3Com(ファーウェイスリーコム)の日本法人だ。ただし2006年11月には、株式譲渡により3Comの完全子会社となることが明らかにされた。

 発表された一連の製品の特徴は、相互運用性を重視しながらのIPv6対応だ。また、時差が少ない中国に開発拠点を置くことで、日本からの個別の要望に柔軟に対応し、Cisco Systemsをはじめとする米国を本拠とするベンダーとの差別化を図る。開発とサポートの両面を強化し、中国市場での30%というシェアに比べいまだ低い国内でのシェアやブランド認知度の向上を図る。

 新製品のうち「Multi Service Router(MSR)シリーズ」は、文字通りオールインワン型のルータ製品で、ボックス型からシャーシ型まで8モデルが用意されている。特に、シスコシステムズの中堅/中小企業向け統合型ルータ「ISRシリーズ」を意識した製品といい、2007年第3四半期には、上位レイヤーでの処理を可能にする追加モジュール(ボード)を提供する計画だ。「Open Application Archtecture」と呼ばれるインタフェースを通じて、フィルタリングやスパム対策などのセキュリティ機能を提供するという。

ファーウェイスリーコムジャパンが発表したMulti Service Router(MSR)シリーズ

 「S3610シリーズ」と「S5510シリーズ」はいずれもレイヤー3スイッチ。前者はファストイーサネットポートを搭載し、アップリンクにギガビットを、一方後者はフルギガビットイーサネット対応で、アップリンクとして10ギガビットイーサネットをサポートする。

 3シリーズとも、多様な方式で現行のIPv4からIPv6ネットワークへの移行をサポートする点が特徴だ。IPv6 over IPv4やトンネリングだけでなく、NAT-PT、ISATAPなど複数の方式に対応しており、他社製ルータとの相互接続性も確認。既存のMPLS網にシームレスに接続できることが特徴という。

 今後は、「特に日本市場からのニーズを踏まえて開発した」という小型レイヤ2スイッチを投入する計画だ。スペースに余裕のない日本のオフィス向けに筐体の小型化を図っており、別途マグネットを付けてラックや壁に装着することも可能という。

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