ソニックウォールがメールセキュリティアプライアンスを強化、画像スパムに対応

ソニックウォールは、画像スパム対策などを強化した電子メールセキュリティアプライアンスの最新版「SonicWALL Email Security 5.0」をリリースした。

» 2007年03月06日 17時29分 公開
[ITmedia]

 ソニックウォールは3月6日、電子メールセキュリティアプライアンスの最新版「SonicWALL Email Security 5.0」を発表した。3月末より、代理店を通じて販売を開始する。

 SonicWALL Email Securityは、アンチスパム/アンチフィッシング機能に加え、ポリシーに基づくコンテンツフィルタリング機能を提供する企業向けのアプライアンス製品。オプションの追加によりウイルス対策なども可能で、企業の電子メール環境を総合的に保護する。

 新バージョンではアンチスパム機能が強化され、最近急増している画像スパムをブロックする「イメージ・サムプリンティング」機能が搭載された。同社では、ユーザーからのレポートに基づいて最新のスパム情報を集約するデータベース「SMART Network」を提供しているが、このデータベースでも画像スパムの評価データが提供されるという。

 同時に、オプションのコンプライアンス機能も強化された。電子メールの件名や本文、添付ファイルの中に、「個人情報」などの特定のキーワードや、クレジットカード番号のように事前に登録された情報が含まれていないかどうかを検査し、情報流出を防ぐ機能が追加されている。こうして検出されたメールを、通常のメールと別にアーカイブする機能もサポートした。

 さらに、有効なメールアドレスを総当たり形式で探し出す「DHA攻撃」やDoS攻撃への防御機能が追加された。大量の電子メールが送信されてきた場合に、送信元IPアドレスからの接続をいったん保留するといった処理が可能になる。

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