Oracle、全部門好調で増収増益

Oracleの12〜2月期決算は、売上高は前年同期比27%増、純利益も同35%増となった。各部門で、ライバル各社を上回るペースで売り上げを伸ばしているという。

» 2007年03月21日 07時48分 公開
[ITmedia]

 米Oracleが3月20日発表した同社第3四半期(12〜2月期)決算は、売上高は44億1400万ドルで前年同期比27%増、純利益は同35%増の10億3000万ドル(1株当たり20セント)だった。

 売上高を分野別に見ると、ソフトウェア収入は前年同期比25%増の34億9800万ドルで、そのうち、データベースおよびミドルウェアの新規ライセンス収入は同17%増、アプリケーションの新規ライセンス収入は同57%増だった。サービス収入は同36%増の9億1600万ドルで、各部門での増収を達成した。

 ラリー・エリソンCEOによると、同社のミドルウェアの新規ライセンス収入は、前年同期比で82%増加。これに相当するBEAの数字は至近の四半期で8%増だとし、「当社はBEAよりも急速に成長しているだけでなく、ミドルウェア事業では彼らよりも(規模的に)大きくなった」とコメントした。チャールズ・フィリップス社長は、アプリケーションの新規ライセンス収入の伸び率(57%増)が、SAPの数字(7%増)を上回るとし、「SAPは当社よりもまだ規模が大きいが、当社はそのギャップを継続的かつ急速に縮めている」とコメントした。

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