IBM、データ転送速度160Gbpsの光チップセット開発

IBMがデータ転送速度160Gbpsと、現行製品より8倍も高速な光トランシーバチップセットのプロトタイプを公開する。

» 2007年03月27日 07時40分 公開
[ITmedia]

 米IBMは3月26日、米カリフォルニア州アナハイムで開催される「2007 Optical Fiber Conference」で、データ転送速度160Gbpsの光トランシーバチップセットのプロトタイプを3月29日に公開することを明らかにした。

 新トランシーバを利用すれば、現在30分かかる高画質映画のダウンロード時間が1秒程度まで短縮可能という。

 IBMは、現在半導体製造に利用されている既存のCMOS技術でドライバおよびレシーバICを製造し、光トランシーバと統合。さらにこれをリン化インジウム(InP)、ガリウムヒ素(GaAs)などの新素材を用いた光コンポーネントと組み合わせ、3.25ミリ×5.25ミリの小型パッケージに収めた。そのためPCやセットトップボックスなどのプリント基板に集積することができる。

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