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» 2007年04月03日 16時53分 公開

T-Engineフォーラム、「μT-Kernel」の無償公開を開始

[ITmedia]

 T-Engineフォーラムは、8ビットや16ビットクラスの小規模なマイコンに対応した「μT-Kernel」の無償公開を開始した

 μT-Kernelは、32ビット以上のCPUに対応した「T-Kernel」や「T-Kernel Standard/Extension」といった「T-Kernelファミリー」の1つ。TV、電話機、エアコンといった家電製品や、自動車のメーターといった車載用途など、広範な分野で大量に利用される組込み機器で利用するためのOS。

 μT-Kernelのリファレンスコードは英ARMが設計した「ARM7」と、ルネサス テクノロジーが開発した「H8S」に対応している。μT-Kernelは、T-Kernel仕様をベースに小型の組込み機器でも利用しやすいように、プログラムの動的ロードなどの拡張機能やMMUを必要としない設計にするなどの仕様の見直しを行った。これにより小型の組込み機器においてもT-Kernel仕様と高い互換性を持つリアルタイムOSが利用できることになる。また、ハードウェアに依存する部分を明確に分離することで、さまざまなCPUへ比較的容易に移植できるという特徴があるため、今後はこのリファレンスコードを利用して、ほかのCPUへの適応も進んでいくものと期待される。

 さらにμT-Kernelの配布ライセンスでは、新しく「μT-License」を導入。このμT-Licenseでは一定の条件に従うことでT-Engineフォーラムから配布しているμT-Kernelの再配布を許諾するほか、T-Engineフォーラムの会員が希望する場合は、ソースコードの利用表示義務が免除される規定が盛り込まれるなど、小規模な組込み機器を開発する際に利用しやすい内容になっている。

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