MS緊急パッチの不具合、ホットフィックス配信で対処

アニメーションカーソル脆弱性の修正パッチ適用で、一部のサードパーティーアプリケーションに不具合が発生している。

» 2007年04月07日 09時15分 公開
[ITmedia]

 Microsoftは先日緊急リリースしたアニメーションカーソル脆弱性の修正パッチ(MS07-017)に関連して、一部アプリケーションで起きている不具合に対処したホットフィックスを4月10日の月例セキュリティアップデートで配布する。

 今回の緊急パッチは公開された時点で、適用後にWindows XP Service Pack 2上でRthdcpl.exe(The Realtek HD Audio Control Panel)が起動しなくなる場合があることが分かっており、MicrosoftはKnowledge Base(KB)でこの不具合について解説、修正プログラムを公開している。

 その後、さらに3種類のサードパーティーアプリケーションに同じ不具合が起きていることが判明。4月6日、KBを更新して追加情報を掲載した。

 新たに不具合が発覚したアプリケーションは、ElsterFormular、TUGZip、CD-Tagの3種類。いずれもMicrosoftがダウンロード提供中のホットフィックスで不具合に対処している。

 この影響を受けるのは一部ユーザーのみで、それほど広範な問題ではないとMicrosoftは説明。10日に予定している月例アップデートでは通常のセキュリティ更新プログラムに加え、セキュリティ以外の更新プログラムとして、影響を受けるユーザー向けにこの不具合修正のホットフィックスを配信する。

 配信はWindows Update(WU)、Microsoft Update (MU)、Automatic Updates(AU)経由で行う予定。不具合が生じるアプリケーションを使っていないユーザーには、ホットフィックスが配信されない仕組みを確立済みだという。

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