キャッツ、AUTOSARとFlexRayコンソーシアムに加入

» 2007年04月11日 01時06分 公開
[ITmedia]

 キャッツは4月10日、自動車のソフトウェアや電子アーキテクチャーの共通化を目指すコンソーシアム「AUTOSAR」と、自動車や半導体、電装メーカーによって制御系車内LANインタフェース規格の共同開発を進める「FlexRayコンソーシアム」の両国際団体に、アソシエートメンバーとして参加したことを発表した。

 自動車設計の分野では、従来からの「走る・曲がる・止まる」機能に加え、安全性や環境対策、マルチメディアなどのさまざまな機能を実現させるために、機能毎に分かれる多くの部品から構成されるECUの複雑な関係をソフトウェアで制御する必要がある。AUTOSARは、ECUで使用されるマイコンなどのハードウェアの違いを吸収する仕組みである「Hardware Abstraction Layer」を設定し、ドライバソフトウェアやOS上のアプリケーションを構成するソフトウェア部品の再利用を進めている。またFlexRayコンソーシアムは、油圧などによって機械的に制動されてきた機能を、細かく電子で制御することで安全性の向上を図る「X-by-Wire」をはじめ、自動車の走行を直接制御する車内LANインタフェースを推進している。

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