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» 2007年04月12日 21時48分 公開

「ネットワークはアプリケーションに対する責任を果たすべき」、米Juniper CEO

米Juniper NetworksのCEO、スコット・クレンズ氏が来日し、ネットワークはアプリケーションに対する責任を負っていると述べた。

[高橋睦美,ITmedia]

 「かつてネットワークは、インターネットに接続するためのカジュアルなツールだった。しかし現在では、企業のビジネスを成功に導くためのミッションクリティカルな資産になっている。したがってネットワークには、高パフォーマンスなビジネスのための高いパフォーマンスが求められている」――。

 米Juniper NetworksのCEO、スコット・クレンズ氏は、4月12日に開催した事業説明会の席でネットワークが果たす役割の変化についてこのように語った。現在、同社のビジネスのうち3分の2はキャリア向けで占められるというが、残るエンタープライズ向けの事業も引き続き強化していくという。

米Juniper NetworksのCEO、スコット・クレンズ氏

 激変する環境に取り囲まれている企業が、自社の戦略を迅速に、安全に、かつ柔軟に展開するには、ネットワーク自体がセキュアで高速でなければならないとクレンズ氏。中でも鍵を握るのはアプリケーションパフォーマンスの向上だと述べた。

 クレンズ氏は、企業が勝ち組になれるかどうかは、限られたIT予算をどのように配分するかにかかっていると説明。同氏の観察によれば、現在は革新的なサービスの開発に投資されているのはIT予算全体の20〜25%であり、残る大部分は運用コストに費やされているという。

 この比率を変えていく鍵は「アプリケーションパフォーマンスの向上だ。顧客は、ネットワークが新しいアプリケーションに対する責任を果たすことを期待している」(同氏)

 ネットワークがこの責任を果たせるようにするため、同社は引き続きアプリケーションも含めた機器性能の向上に注力する方針だ。また、WAN最適化アプライアンス「WX/DXシリーズ」も大きな役割を果たすという。「WX/DXによって遠隔拠点間のコミュニケーションを向上させ、ビジネスアプリケーションを自由に拡張できるようにしていく」(クレンズ氏)

 セキュリティの確保も外すわけにはいかない要件だ。外部の脅威から企業ネットワークや情報を保護し、認証に基づくアクセスコントロールを実現していくことも、エンタープライズ向けソリューションの重要な一部をなすとクレンズ氏は述べ、「ネットワークインテリジェンスを通じて、セキュリティアを維持しながら、アプリケーションやビジネスのパフォーマンスを確保していく」とした。

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