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» 2007年04月19日 14時39分 公開

NEC、NGNを視野に入れミドルウェア群を強化

NECは、サービス実行基盤ならびにデータ統合などのミドルウェア群を拡充、NGN向けのサービスプラットフォームとして売り込む。

[堀見誠司,ITmedia]

 NECは4月19日、アプリケーションサーバを中核とするミドルウェア製品群「WebOTX」の機能強化を明らかにした。発表された新バージョン7.1の7製品のうち、4製品が機能強化、3製品が新規にリリースされる。出荷開始時期は7月2日から。

 同社はWebOTXを、NGN(次世代ネットワーク)で実現される「ユビキタス社会のサービス実行基盤」と位置付ける。今後の方向性として「RFID、モバイルといったサービスコンポーネントを実用化しながら、ネットワーク系の高信頼技術の融合で差異化を図る」(NEC)という。バージョン7.1では、音声アプリケーション連携やRFID、メッセージ伝送に重点が置かれている。

画像 機能強化および新規リリースされるWebOTX V7製品

 WebOTX 7.1で新たに追加されたアプリケーションサーバ「WebOTX SIP Application Server」は、WebアプリケーションとSIP(Session Initiation Protocol)アプリケーションの連携を実現した。最大の特徴は、SIPサーバを仮想化する技術により、既存のアプリケーションに変更を加えずにSIP関連機能を拡張できる点。また、サービスをつなぎ合わせるESB「WebOTX Enterprise Service Bus」では、独自のXML高速解析技術を採用することで従来の約3倍スループット向上させた。RFIDによる物流システムの開発基盤「WebOTX RFID Manager」では、国産ベンダーとして初めて国際標準規格EPCIS(EPC Information Services)に準拠した。

 併せてNECは、企業システム内に散在する情報を管理する「InfoFrame」バージョン1を発表、6月15日より出荷開始する。

画像 InfoFrameの製品体系

 InfoFrameは、情報統合の基盤を作り、非構造データを一元管理、リアルタイムに活用するためのミドルウェア。業務プロセスで発生するコンテンツをさまざまな形で入手できるようにするバス(コンテンツバス)、構造上の差異をなくし、散在するデータを統合するバス(データバス)の2つのバスとアダプタ群から構成。高速なデータ加工や、DBアーカイブのXML形式による広範なデータ変換の技術を売りにしている。

 データ交換機能を強化したデータバス「DataCoordinator」のほか、「DataBooster」(バッチ処理高速化)、「DB Maintenance」(OSS DB向け運用)、「DB Monitor」(OSS DB向け監視)、「Streaming Manager」(コンテンツ配信管理)の4製品を新規にリリースする。

 NECの丸山好一執行役員常務は、WebOTXの機能を生かしたサービスとして「動画配信、RFID/センサー活用、ワークスタイル変革が分かりやすい例」だという。また、WebOTX、InfoFrameを含めた同社のミドルウェアビジネスを今後3年間で500億円規模に育て、国内で2割のシェアを取りたいとした。

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