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» 2007年04月19日 15時26分 公開

NAS市場が変わる? 日本SGI、高い拡張性を持つNAS製品を発表

日本SGIは、中堅中小市場に向けたNAS製品として、ONStorの「ONStor Pantera2200シリーズ・クラスタードNAS」の発売を開始した。同製品でNetAppやEMCの牙城を狙う。

[西尾泰三,ITmedia]

 日本SGIは4月19日、中堅中小市場に向けたNAS(Network Attached Storage)製品となる、「ONStor Pantera2200シリーズ・クラスタードNAS」(ONStor Pantera)の発売を開始した。

 日本SGIとONStorの関係は2006年11月にさかのぼる。それまで主にHPCの分野をターゲットにSAN(Storage Area Network)製品を提供してきた日本SGIだが、ONStorと提携したことで、ファイルサーバとディスクコントローラを独立させたNASゲートウェイ(NASヘッド)製品「ONStor Bobcat」の販売を開始、エンタープライズ市場へ本格的に進出を開始した。

 ONStor Bobcatに見られるONStor製品の特徴は、ディスクコントローラとなるNASヘッドとディスクアレイが分離している点だ。NetAppなど競合他社では同一筐体に収められているこれらが分離していることで、パフォーマンスが必要であればNASヘッドを、ディスク容量が必要であればディスクアレイを追加すれば必要なニーズを満たせることになり、エントリーレベルからミッドレンジまで対応可能な自由度の高い拡張を行える。NetAppやEMCと比べると日本国内では知名度はまだ低いONStorだが、米国においては、ストレージ関連技術情報Webマガジン「Storage Magazine」が選定する「2006 Storage Products of the Year」のディスク&ディスク・サブシステム部門でPanteraが金賞を受賞するなど高い評価を得ている。

 従来販売されていたONStor BobcatはNASヘッドの部分だけであるため、ディスクアレイの部分を自由に選択できるが、今回発表されたPanteraは、NASヘッドとディスクアレイをパッケージングして販売することで、導入が容易になっている。ディスクアレイ部分は従来のローコストNAS製品の標準ドライブであるSATA HDDのほか、SAS(Serial Attached SCSI) HDDも搭載可能。さらに、両者を混在させることもできる。また、仮想サーバ機能も標準で用意されており、1台のNASヘッドで最大32の仮想サーバを動作させることができる。NASヘッドは最大8ノードまでサポートする。

 価格は、Pantera2220シングルノード、SATAモデル6Tバイトという基本構成で944万円から。

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