富士通、メインフレームOSとLinux/Windowsが並行稼動する新PRIMEQUESTの開発を発表

富士通は4月27日、同社のIAサーバ「PRIMEQUEST」のラインアップの1つとして、メインフレーム用OS「OSW/XSP」とLinuxまたはWindows Serverが1台の筐体内で並行稼動する新モデルを開発すると発表した。

» 2007年04月27日 21時28分 公開
[ITmedia]

 富士通は4月27日、基幹IAサーバPRIMEQUESTのラインアップの1つとして、同社のメインフレーム用OS「OSW/XSP」とLinuxまたはWindows Serverが1台の筐体内で並行稼動する新モデルを開発すると発表した。出荷予定は2008年度上期。

 PRIMEQUESTは2005年4月から同社が提供している基幹IAサーバ。新モデルはPRIMEQUESTをベースに開発されており、中型メインフレーム用のOSであるOSW/XSPと、インテルItanium2プロセッサ対応のLinuxまたはWindows Serverが同一のCPUアーキテクチャで並行稼動できる。また、メインフレームとオープンサーバ両方のI/O装置を本体に接続することができる。これによりメインフレームシステムとオープンシステムを一定期間並行運用しながら、メインフレーム資産を段階的にオープン化させることが可能となる。オープン化完了後はメインフレーム資産を稼動させていたCPUやメモリなどのリソースをオープン資産向けに転用できるので、投資の最適化も可能になるという。

 なお、現在OSW/XSP、OSW/MSPを搭載しているGS21シリーズおよびPRIMEFORCEシリーズの資産も長期的に保証していくとしている。

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