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» 2007年04月28日 19時52分 公開

ケータイの防衛大作戦:メール対策、送り手と受け手の攻防 (1/2)

迷惑メールを受け取りたくないユーザー。迷惑じゃないメールを送りたい企業。迷惑メールを回避しながら、コミュニケーションをどのように成立させればよいのだろう。

[ITmedia]

 携帯電話で最も身近な問題の1つが「迷惑メール」だろう。受信側の対策強化で、一時よりも迷惑メールは減少したものの、完全には無くならない。

 一方で携帯メールを使ったマーケティングを行う企業は増加中だ。迷惑メールを回避し、ユーザーと企業との間でメールコミュニケーションを築くにはどのようにしたらよいのだろうか。

迷惑メール対策と流通量の変化

 RSA Conference 2007で携帯電話のセキュリティ対策について講演したNTTドコモの中村典生氏(ソリューションビジネス部第二開発担当部長)は、「ISP事業者と協力して対策に取り組んだ結果、迷惑メールは大幅に減少した」と話す。

 携帯電話の迷惑メールが社会問題になったのは2000年頃のこと。2001年にはNTTドコモだけでも1日に約8億通が流通していたという。迷惑メールの送信事業者は、英数文字をランダムに組み合わせてメールアドレスを生成する装置を使い、大量の迷惑メールを送信する。中には送信者名を偽装(なりすまして)して、ユーザーにメールを開封させる手段も用いられた。

 携帯電話キャリアやISP事業者では迷惑メール対策として、宛先不明の大量のメールをネットワーク上で規制したり、1回当たりのメール送信数の制限、ユーザーが受信するメールを設定できる「ドメイン指定」や「受信アドレス登録」などを導入した。

 この結果、2006年後半には1日当たりの迷惑メール流通量が700万通にまで減少したという。だが、迷惑メールは依然として無くならず、ユーザーがメールアドレスを頻繁に変更しなければならないという手間は解消されていない。

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