仮想化ソフトの「VMware Workstation」、最新版で複数の脆弱性を修正

VMwareは、複数の脆弱性を修正した仮想化ソフトの新バージョン「VMware Workstation 5.5.4」をリリースした。

» 2007年05月02日 12時28分 公開
[ITmedia]

 VMwareは4月27日付けで、仮想化ソフトの新バージョン「VMware Workstation 5.5.4」をリリースした。複数の脆弱性を修正したセキュリティアップデートであり、早期のアップデートが推奨される。

 VMware Workstationは、デスクトップ向けの仮想化ソフトウェアで、1台のマシンを複数の仮想マシンに分割して利用することができる。今回のアップデートでは、5種類の脆弱性が修正された。

 悪用されればDoS状態が誘発されたり、セキュリティ上の制限を回避される恐れがある。セキュリティ企業のSecuniaでは一連の脆弱性の深刻度を、5段階中3番目の「Moderately critical」と評価している。

 このうちVMWに存在するエラーでは、細工が施された設定データを読み込むことによりゲストOSがDoS状態に陥る可能性がある。また、共有フォルダ機能のデザインエラーにより、ゲストシステム上からホストOSの任意のファイルを読み書きできてしまう問題も含まれている。

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