簡体中国語版Windowsで、Symantecのウイルス対策ソフトがシステムファイルを誤ってウイルスと認識し、削除してしまう問題が発生した。
Symantecのウイルス対策ソフトが、簡体中国語版Windowsのシステムファイルを誤ってウイルスと認識し、削除してしまう問題が発生した(関連記事)。SANS Internet Storm Centerなどが伝えている。
この問題は現地時間の5月18日に発生した。SANSなどによれば、簡体中国語版Windows XP SP2のシステムファイルのうち「netapi32.dll」と「lsasrv.dll」が、バックドア機能を持つマルウェア「Haxdoor」と認識されて削除され、ユーザーのマシンが正常に起動できなくなってしまったという。
SymantecはLiveUpdateの定義ファイルを更新し、その日のうちに問題に対処した。しかし被害を受けたユーザーは数千人に上るとの情報もあり、中国C.I.S.R.T.(Chinese Internet Security Response Team)の英語ブログによれば、7000人以上のユーザーが助けを求めてきたという。
Symantecの中国語サイトでは、削除された.dllファイルをリカバリCDから復旧する方法について解説している。
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