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» 2007年05月24日 15時21分 公開

帯域制御とWAN高速化の「いいとこ取り」 パケッティアが支店向けアプライアンス

パケッティアは、マイクロソフトと共同開発したWAN高速化装置を小規模拠点を持つ企業をターゲットに売り込む。

[堀見誠司,ITmedia]

 パケッティア ジャパンは5月24日、拠点向けのWAN高速化装置「iShaper IP400」を発表した。同社が提供する帯域制御やWAFS(WAN経由のファイルアクセス高速化)などの製品の機能をワンボックスに集約したのが特徴で、同社は50〜100人程度の小規模拠点での導入を見込む。

画像 WAN高速化機能“全部入り”のiShaper。LAN側は10/100/1000Mbps、WAN側は10/100Mbpsのイーサネットポートを装備

 iShaperは、WANアプリケーションの高速化を目的としたオールインワンのアプライアンス型ソリューション。フラグシップ製品「PacketShaper」の帯域制御機能、「SkyX」のTCP最適化機能、そしてWindowsのファイル共有プロトコルCIFS(Common Internet File System)を高速化する「iShared」のWAFS機能といった、パケッティア製品が提供する技術を併せ持つ。

 600種類のアプリに対応したトラフィック分析/性能管理、音声トラフィック制御、アプリケーションごとのQoSという同社が得意とするトラフィック制御機能をベースに、iSharedと同様Windows Serverシステムを搭載することで、WAFSのほかDNS/DHCPサーバ、キャッシュ、SMS(システム管理)などのWindowsクライアント環境に適した機能を拠点内でまかなえる。

 iShaperのWAFS部分はマイクロソフトが技術供与しており、プリントサーバ、ドメインコントローラ、ISA(Internet Security & Acceleration)によるプロキシサーバなどのサービスを拡張機能として利用可能。iSharedにはない仕様として、今後マイクロソフトによるWindowsシステムへの追加機能を組み込むことができるという。なお、アプリケーションの優先制御やTCP高速化、WAFSの機能を使うには、対向のセンター側にPacketShaperか、サーバソフトを含むiSharedを導入する必要がある。

画像 既存製品の各機能を集約したiShaperだが「サーバとしての導入あるいはIDCでの導入など、セグメントごとの需要に合わせたラインアップなので、競合はない」と金城社長は話す

 金城盛弘代表取締役社長は、同類のWAN高速化製品に対する優位点について「レイヤ7でアプリケーションを可視化、トラフィックを識別したあとで高速化するのがパケッティアの技術の方向性。ただ高速化技術を適用するだけではない」と強調した。また、Windows環境との親和性の高さから「ユーザーのWindowsサーバ統合での需要を見込んでいる」。

 iShaper IS400は、搭載するディスク容量により100GB、300GB、600GBの3モデルに分かれる。300GB、600GBモデルについてはRAID5の冗長構成や電源の二重化が可能。価格は100GBモデルで280万円。6月末に各代理店より販売される。

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