Symbian携帯に新たなマルウェア

感染すると、特定の有料番号に15秒ごとにSMSメッセージを送信し始める。

» 2007年05月26日 08時55分 公開
[ITmedia]

 SymbianのS60搭載携帯電話を標的とした、新たなマルウェアが発見された。Trend Microが公式ブログで明らかにした。

 新手のマルウェア「SYMBOS_VIVER.A」は、写真編集ソフト、ビデオコーデック、あるいは携帯電話向けインターネットツールのインストーラを装い、FTPサイトから巧みにダウンロードさせようとする。ファイルを実行、インストールすると、感染した電話は特定の有料番号に15秒ごとにSMSメッセージを送信し始める。

 このマルウェアはJ2ME_REDBROW.Aとよく似た性質を持つ。ただしJ2ME_REDBROW.Aに感染しても、ユーザーが承認しない限りメッセージは送信されないが、SYMBOS_VIVER.Aでは自動的にメッセージを送信してしまう。

 Trend Microは、Symbianマルウェアがユーザーに多大な被害を及ぼしたことはないが、今回のマルウェアは、作者がこれをインターネットで流したため、ダウンロードによって、Bluetooth経由の場合よりも感染が広がる可能性があるとして注意を呼び掛けている。

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