NEC、SpikeSourceコアスタックでOSS関連事業を強化

NECは、中堅・中小規模企業にOSSの普及を促進するため、「SpikeSourceコアスタック」を活用したソリューション提供を開始した。併せてパートナープログラムも発表している。

» 2007年05月30日 22時01分 公開
[ITmedia]

 NECは5月30日、中堅・中小規模企業にオープンソースソフトウェア(OSS)の普及を促進するため、「SpikeSourceコアスタック」(SSCS)を活用したソリューション提供を開始した。併せて、OSSサポートベンダーや業務アプリケーションベンダー、システムインテグレーターとの連携を目的とした「パートナープログラム」も発表している。

 SSCSは、ApacheやTomcat、PostgreSQL、MySQLなどをはじめとするOSSコンポーネントを組み合わせたソフトウェア製品群の動作検証を行い、それらを「基盤スタック」としてまとめたもの。今回、「Certificationプログラム」というプログラムを設け、各領域で実績や人気のある業務アプリケーションとSSCSの組み合わせを動作検証し、動作確認した業務アプリケーションを認定業務アプリケーションとして公表することで、業務アプリケーションとSSCSの連携活用を容易にする。現時点で認定済みのものは、「SugarCRM」「U・NEO」「CommunityBase」などがあり、現在「MovableType」「OpenPNE」の動作検証中。NECではOS、ハードウェア、同社主要ミドルウェアなどとSSCSとの組み合わせ検証も進め、システム構成情報や構築手順などをテンプレート化していく予定。

 パートナープログラムは、ソリューションを販売する「ソリューションパートナー」、テクニカルサポートを提供する「テクニカルパートナー」、SSCSと連携する業務アプリを提供する「プロダクトパートナー」の3種類が用意される。タイプに応じて、NECから体系的な販促・技術面のサービス/サポートの提供を受けられるほか、動作検証や開発環境用にソフトウェア/ハードウェアの貸し出しなども受けられる。

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