3社の主導で発足した「NVMHCI」ワーキンググループでは、OSドライバとフラッシュコントローラ間のインタフェースを標準化する。
PCプラットフォームへのNANDフラッシュメモリ採用促進に向けた組織として、「NVMHCI(Non-Volatile Memory Host Controller Interface)Working Group」が5月30日に発足した。米Intelが会長企業となり、主要メンバー企業として米Dell、米Microsoftが参加する。
同組織は、不揮発性メモリサブシステム用の標準ソフトウェアプログラミングインタフェースの策定に当たる。具体的には、ハードディスクのキャッシュやSSDに使われるNANDフラッシュメモリに、OSドライバからアクセスする際のインタフェースの標準化を進める。
PCでのNANDフラッシュの活用が進むにつれ、業界内での標準化への動きも進んでいる。昨年発足したONFI(Open NAND Flash Interface)Working Groupでは、NANDフラッシュとフラッシュコントローラを結ぶインタフェースの標準化に向け作業中。今回発足したNVMHCIは、ONFIの作業を補完するもので、コントローラとOSドライバ間の標準化という「次のステップ」を扱うとしている。
今後、会員企業を積極的に拡大していくとしている。標準インタフェース仕様の提供開始は、今年後半を予定している。
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