日立GP、Windows Vistaと従来システムの間で外字変換を行うソフトウェアを発売

日立GPは、Vistaと従来システムの間で外字変換を行う「漢字かなめ/コード変換EX」を6月6日から発売する。

» 2007年06月06日 18時10分 公開
[ITmedia]

 日立公共システムエンジニアリングは、同社が発売する漢字統合管理システム「漢字かなめ」の機能強化として、Windows Vista導入時に必要な従来業務システムの外字文字の変換を行うソフトウェア「漢字かなめ/コード変換EX」を6月6日から発売する。

 Windows Vistaに搭載している文字が最新のJIS文字コード規格「JIS X0213:2004」へ対応したことにより、従来の文字環境で作成したデータに文字化けなどの現象が発生することがある。そのため、従来の業務システムを「JIS X0213:2004」に対応させるための改修や、扱うデータベースの文字データの移行作業などが必要となる。

 文字コード変換ソフトウェアの「漢字かなめ/コード変換EX」は、従来の業務システムで使用している文字コードと、Windows Vistaの標準文字コード「JIS X0213:2004」を対応づけることにより、Vistaを搭載したPCと業務システム間で相互の文字コード変換を行うことができる。これにより、業務システムの大幅な改修を実施せずに、短期間で文字化けなどへの対策を行うことができる。また、今後のVista普及の状況に応じて必要となるデータベースの文字データ移行にも利用することができる。

 さらにVistaだけでなく従来使用されてきた文字コードから、各社のメインフレームにて使用している文字コードなど、複数の文字コードの間における双方向の変換も可能となっている。

 価格は1ライセンスあたり3万円。サポートサービスが年間4500円となっている。

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