日立コム、高画質・高音質ビデオ会議システム「Sympasite」を発売

日立コミュニケーションテクノロジーは、ビデオ会議システム「NetCS series」の新製品として、高画質・高音質が特徴の「Sympasite」を7月6日より発売する。

» 2007年06月11日 15時17分 公開
[ITmedia]

 日立コミュニケーションテクノロジーは、同社のIPテレフォニーソリューション「VoxiP(ボクシップ)」でラインアップしているビデオ会議システム「NetCS series」の新製品として、高画質・高音質を特徴とする「Sympasite(シンパサイト)」を7月6日より発売する。

 IPブロードバンド回線対応の会議室設置型ビデオ会議システム「Sympasite」は、拠点間の通信、映像などの制御を行うコントローラ、マイクアレイ、スピーカ、ネットワークカメラおよび映像機器(プロジェクタ、スクリーンまたはプラズマディスプレイ)から構成されている。適応型エコーキャンセラにより不快なエコーを高精度で抑制し、自然でスムーズな双方向会話を実現。また指向性マイクアレイの採用により、会議中にデスク上で資料をめくる音やパソコンのキーボードを叩く音など、会話の妨げとなる雑音を上下方向の指向性制御によってカットする。音声帯域は人の声をほぼカバーする16kHzで、自然な音声再現が可能。カメラは解像度100万画素クラスの高精細ネットワークカメラを採用し、ホワイトボードの文字も読み取りできるクリアな映像を実現しているという。

 専用サーバを用いずに最大5地点まで接続可能であり、映像機器は手持ちのプロジェクタ、スクリーンなどを活用することで、導入コストを低減できる。また、エントリーVPNを利用することで、運用コストも低く抑えることができる。コントローラのほか、カメラやマイクもLAN接続でき、会議室へのシステム設置が容易なことも特徴。

 同社では、デスクトップPCでの会議を想定したデスクタイプのビデオ会議システム「NetCS series」を提供しており、IPテレフォニーサーバ「IPTOWER-SPシリーズ」との連携やFOMA接続対応などの機能を備えている。Sympasiteは、会議室向けビデオ会議システムとして、NetCS seriesのルームタイプという位置付けで提供する。

 価格は134万4000円から(税込み:コントローラ、マイクアレイ、ネットワークカメラ、スピーカを含む1拠点あたりの価格で、周辺機器費、SE費、工事・保守費を含まない)。3年間で3000システムを販売する見込み。

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