ラリタン、「マウスのもたつき感抑える」デジタルKVMスイッチの新製品

日本ラリタン・コンピュータは、使用感を高めたデジタルKVMスイッチの新製品「Dominion KX II」を発表した。

» 2007年06月12日 15時57分 公開
[ITmedia]

 日本ラリタン・コンピュータは6月12日、デジタルKVMスイッチの新製品「Dominion KX II」を発表した。

 KVMスイッチは、複数のサーバやルータにつながるキーボード(K)、ビデオモニタ(V)、マウス(M)の信号を切り替えて利用できるようにし、設置スペースの節約などを実現する機器だ。デジタルKVMスイッチはこれをIPネットワークを介して実現するもので、データセンターのサーバやネットワーク機器などを、リモートから一元管理できるようにする。

 Dominion KX IIは、このデジタルKVMスイッチの新製品。離れた場所で作業するときでも、手元のラックに接続して操作するのとほとんど変わらない使用感を実現するため、新たなWebベースのインタフェースを採用した。

 また、リモートサーバとターゲットサーバとの間でマウスカーソルを同期させ、マウス操作のもたつき感を最小限に抑える「ずれないマウス」や、リモートサーバ上でドライブやメディアのマウントを自在に行える「ユニバーサル仮想メディア」など、使用感を高める機能が加えられている。

 さらに、二重化電源装置と二重化されたギガビットイーサネットポートを標準装備し、稼働率の向上を図った。

 Dominion KX IIには16ポートから64ポートまで6モデルがあり、価格はオープンプライス。同社では年間で1000台の販売を見込んでいる。なお、6月13日から15日にかけて開催される「Interop Tokyo 2007」の同社ブースでもデモンストレーションが行われる予定だ。

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