MSとLinspire、相互運用性で提携

NovellやXandrosに続き、デスクトップLinuxベンダーLinspireもMicrosoftと知的財産や相互運用性に関する契約を結んだ。

» 2007年06月14日 18時13分 公開
[ITmedia]

 MicrosoftとデスクトップLinuxベンダーのLinspireは6月13日、相互運用性と技術協力に関する提携を結んだと発表した。

 両社はこの提携の下、オフィス文書フォーマット、インスタントメッセージング(IM)、デジタルメディアの互換性を向上させるために協力する。具体的には、以下の取り組みを行う。

  • LinspireはNovellやMicrosoftなどとともに、OpenOfficeとMicrosoft Officeの文書を変換するためのオープンソースツールを開発、配布する。
  • LinspireはMicrosoftのRT Audio Codecのライセンスを受けて、LinspireのPidginとMicrosoftのIMクライアントの音声機能の相互乗り入れを推進する。
  • Linspireの将来のリリースは、Windows Media 10コーデックをサポートする。
  • LinspireはArialなどのMicrosoft TrueTypeフォントのライセンスを受ける。
  • Windows Live SearchをLinspire 5.0のデフォルト検索エンジンにする。

 さらに今回の提携には知的財産の保証も含まれ、Linspireの顧客がMicrosoftの特許技術を使用することを認める。

 MicrosoftはこれまでにNovell、XandrosなどのLinux企業と同様の契約を結んでいる。

関連キーワード

Linux | Microsoft | オープンソース | 特許


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ