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» 2007年06月25日 10時44分 公開

ビジネスネットワーク作りのイベントを最大限に利用するための7つのヒント(1/3 ページ)

ビジネスネットワーク作りのイベントがIT技術者にも同様に役立つのかどうか、またそのような仕組みをどのようにIT環境に適用することができるのかを議論する。

[Bruce-Byfield,Open Tech Press]

 キャリアの専門家は、リーダーシップの養成と同様、ビジネスネットワーク作りのためのイベントへの参加は誰もがすべきことだと考えている。しかしそのような考え方には、誰もがマーケティング担当者や販売担当者たちと同じように社交的な性格であることを前提としているという問題点がある。この記事では、ビジネスネットワーク作りのイベントがIT技術者にも同様に役立つのかどうか、またそのような仕組みをどのようにIT環境に適用することができるのかを議論する。

 確かにネットワーク作りのイベントに参加することには明らかな利点が幾つかある。例えば仕事を探している場合には、ビジネスネットワーク作りのイベントに参加して人々に接触することにより、募集が広く一般に行なわれる前に新たな職の存在について知ることができる。また接触した人があなたが仕事を探していることを知って、そのような職に推薦してくれることもあるかもしれない。同じことはあなたがビジネスチャンスを探しているマネジャーや企業である場合にも言える。さらに、接触した人から技術的な助力を得ることができることもあるし、何らかの専門的なテーマについてや仕入先に関するWebサイトなど、便利な情報源を教えてもらうことができることもある。これらはすべて明らかな利点であり、また忙しい仕事の合間に社会性をもたらしてくれるものでもある。

 とはいえ、おたく風の技術者とその上司が自分たちの性格に合っていない(あるいは必要性のない)アドバイスに従って、奮闘している姿をわたしはしょっちゅう目にする。しかしそのような努力をしても、自分たちの居心地が悪いだけでなく、接触しようとしている人たちの間での自身の評判を傷つけてしまう恐れもある。

 そこで以下に、平均的なIT技術者にとってのビジネスネットワーク作りをより心地好くより役立つものにするためのアドバイスを述べる。

直接会うネットワーク作りイベントが自分に向いているのかどうかを判断する

 ネットワーク作りのイベントに参加することの最大の問題点は、平均的なIT技術者にとって快適である範囲を越えていることも多い、性格上の特性が要求されることだ。適性検査のExtended DISCの北米支社長Markku Kauppinen氏によると、このことに関しては古い陳腐なステレオタイプ的な見方が、実は事実なのだという。すなわちIT技術職に就いている人々は、社会的スキルよりも、ディテール、問題解決、品質保証といったことをより重視する人たちが多いという傾向が実際にあるのだという。

 オフィスから出て人に会う(特に大勢の人と会う)ということは、マーケティング/販売担当スタッフにとっては自然なことかもしれないが、多くのプログラマーにとってはおそらく苦痛をともなう活動だろう。苦痛とまでは言わなくても、そのような体験を切り抜けるために、自分を偽る必要があると感じているプログラマーもいる。人との接触についてのストレスが通常は小さいといわれるオンラインでさえ、IT技術者は人との接触に時間を費やすよりも普段の仕事をすることを好むこともある。多くのIT技術者にとっては、ネットワーク作りのストレスやそれにより仕事が中断されるということは時間の無駄であり、本当に必要がある場合にだけ我慢するべきことだと考えているのかもしれない。

 ネットワーク作りに熱心な人たちはたいてい、自分のためになるのだから我慢すべきだというはずだ。ことによるとわたしの知り合いのように、そのような最悪の状況を耐え忍ぶために人格を装うことも不可能なことではないし、あるいはイベントに最初から最後までではなく1時間だけの参加であれば我慢できるかもしれない。

 けれども並外れた居心地の悪さを感じる場合には、まったく出席しないのがおそらく得策かもしれない。結局のところ、憂鬱そうな、あるいはむしゃくしゃしている人と話をしようという人もそれほど多くいるわけではないのだ。不機嫌のままイベントに参加して嫌な人だという評判を得てしまった場合、まったくイベントに参加しなかった場合よりも害があることもある。

ネットワーク作りが自分に必要なのかを考え直してみる

 ネットワーク作りをする努力に意味があるのかどうかは状況次第だ。あなたがコンサルタントである場合には、ネットワーク作りは仕事上不可欠だ。例えばわたし自身のコンサルタントとしての経験から言うと、おそらくこの12年間の80%から95%の収入はネットワークのおかげで得ることのできた仕事によるものだと思われる。

 しかしその一方で、就職口を求めているわけではなく、企業の人事に影響する仕事を行なっているわけでもない場合には、ネットワーク作りはそれほど役に立たないかもしれない(もちろん先々のことまで考えておくというなら無視するわけにもいかないかもしれないが)。さらに言うと、あなたの上司があなたの会社のNDAをどう解釈しているか次第で、接触した人々が手助けをオファーしてくれてたとしても、そのオファーを受け入れることは少なくとも正式には禁止されている場合もある。

 そのような場合には、ネットワーク作りのためのイベントやWebサイトなどというものは、あまり役に立たないだろう。マーケティング/販売担当の人々とは異なり、たいていのIT技術者には、自分の仕事を遂行するために人に会う必要はないため、同じ時間を費やすにしても、もっと大切なやるべきことがおそらくほかにあるはずだ。

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