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» 2007年07月09日 00時00分 公開

「β3の今が互換性確保の鍵となる」Windows Server 2008出荷に向けNECでキックオフ (1/2)

開発も大詰めを迎えたWindows Server 2008。NEC社内では同社のエンジニアに向けて、マイクロソフトの担当者らによる説明会が行われた。

[岡田靖,ITmedia]

 Windows Server 2008説明会は、7月4日、NEC本社ビルにて開催された。

 NEC コンピュータソフトウェア事業本部 第二コンピュータソフトウェア事業部長 井上勝己氏は、出荷開始に向けて社内にタスクフォースを立ち上げたという。

 「ハードウェア、OS、ミドルウェアそれぞれのWindows Server 2008への対応や、営業・SEへの情報発信、そしてマーケットへの訴求を始めている。資料作成、情報の整理を行い、社内に対し、タイムリーに情報提供を行っていく」(井上氏)

 タスクフォースの中心となるのは、井上氏が率いる第二コンピュータソフトウェア事業部。そこに、関連する数多くの部署が参加して、NECグループ全体としてWindows Server 2008出荷へ向けた製品の対応、営業からサポートまでの体制作りなどを進めていくという。

井上勝己氏 NEC コンピュータソフトウェア事業本部 第二コンピュータソフトウェア事業部長 井上勝己氏

 説明会にはマイクロソフト 執行役 ジャパングローバルパートナー統括本部担当 鈴木和典氏も参加し、4月にIDCジャパンが発表した国内のx86サーバ市場の概要についての調査結果をもとに、今後の展望に触れた。

 「2007年度末時点で、日本におけるx86サーバ総設置台数は約210万台に達すると予測している。このうちWindowsサーバのシェアは84%で176万台。このうち7%がWindows NT、22%がWindows 2000 Serverとなっている。残り71%が現行バージョンであるWindows Server 2003。約3割のNT/2000について、かなりのリプレース需要が見込めるのではないか。ビジネスチャンスとしては非常に大きい。NECとともにサーバ分野のビジネス拡大にさらに努めていく」(鈴木氏)

 Windows Server 2008は、システムの管理機能や堅牢性、柔軟性向上を実現する数々の機能が備わっており、これらの特徴は、大きな訴求ポイントになると説明。

鈴木和典氏 マイクロソフト 執行役 ジャパングローバルパートナー統括本部担当 鈴木和典氏

 「6月末の時点で、日本語版Windows Server 2008 β3は6万コピーを配布。Windows Server 2008トレーニングβ3は3500名が受講済み。対応アプリケーションは150社が開発中。これまでで最も早い立ち上がりを見せている。ロードマップは順調に進んできており、今後については2007年の第3四半期、夏の終わりから秋の初めにかけての時期にRC(Release Candidate)版を提供し、年末にはRTM(Release To Manufacturing)つまり最終出荷バージョンを出す予定となっている」(鈴木氏)と、出荷に向けた動きを紹介し、このスケジュールに合わせ、今年後半からマイクロソフトでもマーケティング活動を加速していくと説明した。

 「マイクロソフトはこれまで、どちらかというとパートナーのビジネスを後方から支援する立場を強調してきた。これからは、パートナーと一緒になってマーケティングを行いながらビジネスを作っていく。より前面に立っていくことに軸足を置いてやっていきたい」(鈴木氏)

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