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» 2007年07月09日 09時43分 公開

MS、メディア企業向けのデジタルコンテンツ管理ソリューションをリリース

インターネットで配信するデジタルコンテンツを管理するためのメディア専門企業向けのソリューション「Interactive Media Manager」(IMM)が、Microsoftのコンサルティング部門と一部のシステムインテグレータを介して提供されている。

[Matt Rosoff,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 2007年4月に開催された2007 National Association of BroadcastersカンファレンスにおいてMicrosoftが発表したInteractive Media Manager(IMM)は、映画会社や放送事業者、広告代理店などのメディア企業によるデジタルコンテンツ管理を支援するためのエンタープライズソリューションだ。IMMはSharePoint Server 2007で動作するWebパーツを主たる構成要素とし、デジタル著作権管理(DRM)、資産管理、フォーマットトランスコーディングなどの機能を提供するサードパーティの各種ソリューションと統合できる。とりわけ、IMMはメディア企業のクリエイティブ部門とビジネス部門、両方のスタッフがかかわるようなワークフローの自動化に役立つ。例えば、WebやIPTV(Internet Protocol TV)システムを介して配信するビデオコンテンツの入手と発行などだ。

 IMMを構成する主要なコンポーネントは、SharePoint Server 2007およびカスタマイズが可能な以下の5つのWebパーツだ。

  • Media Library:システムのフロントエンド。コンテンツのサムネイル画像を提供する
  • Media Import:ほかのシステムからのコンテンツのアップロードを可能にし、ワークフローをトリガーする。追加の設定なしで、Aspera Enterprise Server(大きなファイルの迅速な転送を可能にするサードパーティ製品)と統合できる
  • Media Viewer:注釈やタイムコードなどの情報を表示する再生アプリケーション
  • Media Annotator:ビデオクリップやテキストなどでコンテンツに注釈を付けられるようにすることで、ユーザー同士のコラボレーションを支援する
  • Media Cart:ビデオを編集したり、編集したビデオをほかのユーザーに配信したりするための個人用ストレージを従業員に提供する

 さらにIMMには、ワークフロー管理のためのBizTalk Server 2007や、ユーザーがコンテンツに関するメタデータを入力するためのInfoPath 2007のほか、WebパーツテンプレートとサンプルワークフローとInfoPathフォームで構成されるSDKが含まれる。またワークフローエンジンは、RSSフィードを介して、タスク(「このコンテンツを新しいフォーマットに変換する」など)やフォームをユーザーのOutlook 2007のメール受信箱や各種のクライアントアプリケーションに直接送信できる。Microsoftによると、IMMは同社のInternet Explorer(IE)のほか、FirefoxやSafari(Macintosh対応)などのブラウザをサポートしている。

 Microsoftは既に、Anystream、Artesia Digital Media Group、Aspera、Equilibrium、K2.net、Quantum、Sanbolic、Telestreamといったパートナー各社が提供するメディア企業向け製品とIMMとの統合をデモしている。

 なお、IMMはMicrosoftのCommunications Sector部門が提供する最新のソリューションだ。同部門は、通信業界向けソリューションの開発とマーケティングを担当しているが、幾つかメディア業界向けのソリューションも手掛けている。同部門のそのほかのソリューションと同様、IMMはMicrosoftのコンサルティングサービスのほか、AvanadeやTata Systemsなど、一部のシステムインテグレータを介してのみ提供されている。価格は公開されていない。

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