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» 2007年07月09日 17時34分 公開

ミラポイントとFIPがメールセキュリティの共用型ASP、カスタマイズにも対応

富士通エフ・アイ・ピー(FIP)とミラポイントジャパンは、電子メールセキュリティ対策をASP型で提供するサービスを開始した。

[堀見誠司,ITmedia]

 富士通エフ・アイ・ピー(FIP)とミラポイントジャパンは7月9日、電子メールセキュリティに特化したASPサービスの提供で提携すると発表した。FIPのデータセンター内にミラポイントの製品を利用したメールシステム基盤を構築し、スパム対策やメールアーカイブといった機能を企業向けにASP形式で提供する。

画像 メールセキュリティASPサービスの概要

 ミラポイントは、メールセキュリティ対策の専業ベンダー。メールサーバ「Mirapoint Server」、スパムメール対策の「RazorGate」、メールアーカイブの「RazorSafe」(旧ComplianceVault)といった機能をアプライアンス化した製品を販売する。FIPはこれまでミラポイントのアプライアンス製品を日本航空などの有力企業に納入した実績があり、かつ「長年のデータセンターでのサービス運用ノウハウを評価した」(ミラポイントジャパンの湯佐嘉人代表取締役社長)結果、両社の製品/インフラを持ち寄ったASPサービスの展開につながった。

 今回発表された「メールセキュリティASPサービス」では、ミラポイントの製品をFIPのデータセンター内で運用し、メールのセキュリティ対策や監査によるコンプライアンス対策のソリューションを、FIPのAOD(アプリケーション・オンデマンド)サービスの1つとして提供する。第一号ユーザーとして、東京高専が導入を予定している。

 サービスの基本メニューには、メールの送受信、メール転送、アンチウイルス/アンチスパムのすべての機能をFIPが提供する「プランA」、企業側が運用するメールサーバに送信されるメールを中継し、ウイルス/スパムのフィルタリングに絞ったサービスを提供する「プランB」のほか、ユーザーのメールサーバの遠隔アーカイブを行い、メール検索や監査ログなどの機能を提供する「プランC」がある。プランCはプランAやCと併用することが可能。

画像 (左から)ミラポイントジャパン 湯佐嘉人代表取締役社長とFIP 向畑賢一アドバンストビジネス本部長

 月額費用はプランAが1ID当たり500円、プランBのアンチウイルス/アンチスパム機能を利用する場合1ID当たり300円で、プランCについては未定。加えて、プランAで10万円、プランBで5万円の初期費用が掛かる。各サービスプランの開始時期は、プランAが7月、プランBが9月、プランCが12月。

 ASPサービスは基本的に複数の企業が利用する共用型のサービスだが、顧客の要件に合わせて内容をカスタマイズする専用型のサービスプランも実施予定だという。Active Directoryベースの認証基盤との連携や、メールサーバを遠隔サイトにレプリケーションするミラポイントの「RSR(Remote Site Replication)」を利用したDR(災害復旧)対策などが可能になる。費用は個別見積もりだが「メールシステムをハウジングするよりも安価になる」(FIP)という。

 今後、両社は共同マーケティングを実施し、サービス/製品両面での拡販効果を狙うとしている。

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