Samba、GPLv3の採用を表明

Samba開発チームがGPLv3とLGPLv3ライセンスを採用すると発表した。

» 2007年07月10日 10時22分 公開
[ITmedia]

 オープンソースソフトのSamba開発チームは7月9日、今後リリースするSambaはすべてGPLv3とLGPLv3ライセンスを採用すると発表した。

 Samba開発チーム内部で検討した結果、更新版のGPLv3はほかのライセンスとの相互運用性が強化され、各国での採用も容易になったほか、21世紀のフリーソフトウェアのニーズに合わせて強化が図られたと判断し、採用に踏み切ったと説明している。

 ライセンス更新に合わせてSambaのバージョン番号も変更する。次回のSambaリリースはバージョン3.0.26になる予定だったが、これを変更し、GPLv3のもとで配布する次のSambaはバージョン3.2.0となる。

 つまり、Samba 3.2以降はすべてGPLv3ライセンスを採用したバージョン、Samba 3.0.x以前はGPLv2採用のバージョンとなる。

 変更に伴い、Sambaの新機能はすべて3.2.x以降のバージョン向けにのみ開発される。ただ、3.0.25bもコードベースが広く使われている限り、セキュリティパッチの提供は続ける方針だという。

 GPLv3は、Free Software Foundationが6月に正式版を発表。主要オープンソースプロジェクトの対応が注目されている。

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