楽天、仙台市にゴールデンイーグルスほか各事業のシステム開発拠点を設置

楽天は7月19日、多方面に展開する事業サービスの拡充と迅速な展開を図るため、地方開発拠点の設置を発表した。

» 2007年07月19日 20時20分 公開
[ITmedia]

 楽天は、多方面に展開する事業サービスの拡充と迅速な展開を図るため、国内主要都市に開発拠点を設立する。7月19日、同社はその第一拠点として宮城県仙台市を選定したことを発表した。

 これまで楽天は東京本社集中型の開発体制で、38の事業のサービスを展開してきた。今後さらに各事業が多様化していくことによる開発ニーズに応えるため、システム開発の品質維持を図りつつ、開発生産能力の増強とスピードアップを図る必要があると判断。このため、すでに地方営業拠点として展開している国内主要5都市に、開発拠点を設置する方針を決定したという。

 その第一拠点として選ばれたのが、宮城県仙台市となる。2007年9月には、宮城県仙台市に「東北テックセンター(仮称)」を新設し、楽天グループのシステム開発関連会社「カサレアル」とともに、地元での直接雇用ならびに地元企業との提携による開発体制を構築する。同センターでは、「東北楽天ゴールデンイーグルス」を運営するプロスポーツ事業をはじめとする、楽天グループ各事業のシステム開発を担当する。

 ここでは宮城県と仙台市ならびに地元企業、大学、NPO団体などとの協業により、オープンソース技術を活用した研究開発やデジタルコンテンツ事業検証への参加、および地方発の新しいビジネスモデル構築にも積極的に取り組んでいくとしている。

 年内には別の地方都市でも開設を予定しており、国内での分散型開発拠点ノウハウ蓄積完了後は、海外での開発拠点構築も目指す。

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三木谷浩史 | 楽天


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